頼りかた【3】 (ページ6)

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:06 音楽ページ6

長尾side

音楽聴くのが好きなAちゃんが

これを忘れてくなんて珍しいやんか

「音楽ってな、読み取り方で曲が変わるんやで」

って教えてくれたときのAちゃんの顔を忘れない

幸せそうで、輝いてた

あの顔また見たい

病院に行き、Aちゃんの部屋に行くと

やっぱり寝ていて

少しだけ顔を眺めて

置き手紙と共にわかるように置き仕事へと向かった

(夜)

西畑「あ、謙杜おかえり」

長尾「ただいま〜」

道枝「Aちゃんにあえた？」

長尾「寝とった笑」

道枝「そっか」

藤原「次帰ってくるのいつやっけ？」

大橋「今回は長くなるらしいで」

恭平「1週間後っす」

道枝「なんで今回長くなるんですか？」

大橋「詳しい検査もするんやって」

道枝「あ〜」

長尾「寂しなるなぁ」

恭平「会いに行ったらダメなん？」

「...」

流星「ただいま」

道枝「おかえりなさい」

大橋「おかえりりゅちぇ〜」

流星「なんでこんな大集合してんの笑」

西畑「Aに会いたいんやもん」

流星「まだ1日目やで？あと1週間ももつ？」

藤原「後で聞いとくわ、会えへんか」

長尾「今きいてやぁ」

藤原「あとでな」

長尾「ん〜」

藤原side

この時間はAに連絡はしない

絶対に音楽聞いてる時間やし

Aが1番好きな時間帯なんよ、多分

謙杜も深くは言ってこんかった

聞き分けはいいからな

時間が経ち Aに聞くと

その日に連絡は帰ってこなくて

次の日スマホを開くとメッセージが来ていて

〈1週間、我慢してください〉

と来ていてしょんぼりしたけど

〈覚えてたら自撮りしたる〉

って、少し嬉しなった

それをメンバーに伝えると

当たり前のように喜んでた