頼りかた【3】 (ページ47)

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大西side

昔、Aちゃんが活動休止中に

お出かけしたら俺のファンと遭遇して

『活動休止中にメンバーとデートですか』

『これだから紅一点は』

『てかなんで休んでるの？元気じゃん』

Aちゃんに向けて酷い言葉沢山言ってて...

そこから外に出なくなっちゃったから申し訳なかったな

今回同じようなことがあったら

一生二人で行ってくれなさそう

気をつけよ

流星「結局それにするんや」

「うん！」

こう見えて芯がある人だから1度決めたことは曲げにくい

かなりの時間を使ってほかのも見たけど

最終的に最初にに決めたやつにしたんやってさ

「流星ありがとうね、付き合ってくれて」

帰り道隣を歩くAちゃんに突然言われた

流星「血繋がってるって素敵なことなんやから大切にし」

「はい」

流星「スーパー寄ってい？」

「あ、うん」

桜side

流星は毒舌でたまに当たりも強いけど

気遣いの塊で

流星「Aちゃんこっち」

ほら、自転車が来そうなのをいち早く気づいて

寄せてくれるし、荷物も持ってくれる

断ったんやけどね

エスカレーターとかもそうやったで？

多分他の7人の前ではしっかり姫りゅちぇだけど

ほんの数センチ私が大きいだけで

流星はちゃんとした男の子やった

「ただいま」

流星「ただいま」

長尾「おかえり」

ドアを開けた瞬間おかえりを言いながらこちらに来た謙杜

長尾「なあなあなあー」

流星「はいごめんな食べちゃって」

長尾「流星くん！ありがとう」

食べたのは流星だからありがとうやないんやけどな

ま、いっか

嬉しそうにいちごの入った袋を流星から受け取り

リビングに戻っていく謙杜に

2人で笑った

流星「良かったぁ」

「さすが」