頼りかた【3】 (ページ4)

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長尾がそっと抱きついて

Aちゃんのことを撫でてた

長尾「やっぱり月1に変えようや」

「...いやや変えへん」

長尾「辛いんやろ？」

「頑張る」

長尾「頑張りすぎたら治らへんで」

「...じゃあちょっとの間だけ月1にする」

長尾「まぁ...」

長尾とAちゃんは少し似てる

励まし方とか、話の聞き方とか

長尾の憧れがAちゃんってのは関係あるんかな

本人には絶対言わんとってって

ずっと言われてるけど

長尾はAちゃんに憧れてどんな練習も頑張ってた

"Aちゃんみたいになるんや"って

それはグループになる前からで

一緒のグループで活動できると知ったときは

俺も嬉しかったな

やから長尾が声をかけてくれて良かった

俺一人やったらなんて声掛けたらわからんかったから

長尾「絶対大丈夫や」

道枝「休憩も大事」

流星「俺らがいつでも一緒やからな」

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その日は詳しく聞かんかった

次の日の朝に丈くんに相談したら

『ん、わかった』

とだけ言ってたけど

多分その後Aちゃんの話聞いたんやろうな

『3人ありがとな、』って

『薬で苦しくなるのが続いたからしんどかったんやって』

ちゃんと気になってたAちゃんのことも教えてくれた