頼りかた【3】 (ページ29)

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(ガチャ)

「どうしたん？」

大橋「A」

大橋side

俺は朝より少しだけ強めにAに抱きついた

大橋「大丈夫やないやん」

抱き返してくれるAの体温は

ほんの少しだけ冷たかった

大橋「辛かったら言うんやでって言ってるやんか」

「ごめんなさい」

大橋「も〜、謝んないの」

Aに話を聞くと

体は酷すぎて

先生が落ち着かせる薬打ってくれたから

落ち着いてるんやって

けど

なんかいつもとちゃうやんか

「みんなが疲れる」

大橋「そんなこと」

「丈くんだって大吾くんだっていつもお昼寝なんか」

大橋「してるしてる」

「それは自分の部屋やんか」

「リビングで寝ることなんてないし」

「皆夜遅く帰ってきても私がリビングで寝てるときはいつも起こしちゃうからってお風呂後回しにしてすぐ上って」

「みんなに負担かけてるんやったら
私はずっと病院にいる」

大橋「やから」

真剣に伝えてくるA