頼りかた【2】 (ページ5)

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#55 押しかけページ5

(数ヶ月後)

Aside

１ヶ月のうち1週間だけの入院を繰り返してるから

3週間はお家に帰れるわけで…

(家)

桜「なぁ、元気なときは活動したあかんの？」

西畑「安心できんて」

大橋「今は元気やけどさ？」

藤原「皆と会いたいのはわかるで」

桜「言ってへんけど」

西畑「え、」

大橋「俺らに会いたないん？」

桜「会いたい…」

藤原「やろ？」

今は押しかけてきた年上組と一緒にいる

嬉しいんやけどね

桜「会えるなら毎日会いたいよ」

西畑side

Aが小声でボソッと言った言葉

そうだよな、俺らは更に忙しくなって

Aとはなかなか会うことが出来なくて

今日4人だけで集まれたの半年ぶりくらいやないかな

桜「お酒〜飲みたい〜」

大橋「え、飲んでええんやないの？」

桜「ほんまに調子がいいとき1杯だけね」

西畑「今どこか悪いん？」

桜「ん〜、少し頭痛い」

大橋「え、大丈夫なん」

桜「このくらい大丈夫、大丈夫」

このくらいとか言ってるんやけと

実際結構しんどそう。

大橋「少し横になっとき」

桜「うん…」

やっぱり痛いのかはっすんの言葉に直ぐに応じた

桜「寝とったら鍵だけかけて帰ってな？」

藤原「寝る準備満タンやな」

桜「まだ寝ぇへんよ？」

桜「話し足りない」

西畑「俺らは逃げへんからいつでも話せるで」

桜「ほんまに逃げへん？」

西畑「逃げへんよA置いてかへんよ」

桜「良かった」

なんて目を瞑りながらいうA

たまに怖くなる、ほんまに大丈夫かって

暫くすると規則正しい呼吸音が聞こえて安心する

大橋「結局日刊2回くらいしかあげてないんちゃう？笑」

西畑「そやな〜」

藤原「忘れてそうやけどな、」

そうそれはいつものことで何一つ変わったことは無い

そう言い聞かせてた

西畑「痩せたな…」

大橋「先週の入院のとき全然食べれんかったって」

藤原「頑張って食べてるとこ見るのもな…」

俺も1回見たことがある

泣きながら頑張ってご飯を食べてるところを

大橋「俺らはAに安心させたろ？おるでって」

はっすんの温かさってほんまになにわ男子には

必要な存在なんやなってしみじみ思う

藤原「なんかこのままにすんのいややな、寂しい」

西畑「俺らも寂しいし起きたとき1人のAもやない？」

大橋「俺泊まってく…」

西畑「え」