頼りかた【2】 (ページ38)

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西畑「もしもし」

長尾「大吾くん」

西畑「Aなんかあったん？」

長尾side

多分俺とAちゃんが会ってること知ってるんやろうな

言わんくてごめんなさい

長尾「Aちゃんが大吾くんの名前呼んどって」

西畑「今どこ？」

大吾くんに居場所を伝えると

今すぐ行くからどっか中に入って温まっときって

ここら辺そんな入るところもないし

コンビニもないし

長尾「Aちゃん、」

桜「大丈夫やで」

桜「私やって少し寒いくらいで風邪ひかんから」

この前少し冷えたところにいて

風邪引いとったやん

しばらくすると

西畑「ごめんな、寒かったな」

長尾「ありがとうございます！」

Aちゃんと後ろに乗せてもらう

西畑「今日こんな冷えると思わんかったな」

長尾「天気予報も言ってなかったですよね」

西畑「な〜」

俺と大吾くんが会話をするだけでAちゃんは

西畑「A寝てる？」

長尾「寝てる」

西畑「大丈夫？熱出てなさそう？」

運転しながらもミラーで確認してくれる大吾くん

長尾「大丈夫...」

西畑「なら良かった」

長尾「...」

西畑「どうしたん」

長尾「AちゃんがAちゃんやないみたい」

ほんまにしっかりしてるけど

気抜けてて、俺より年下ちゃうんかってくらい騒ぐし

いろんな話をしてくれて

長尾「全然声聞かせてくれんから」