頼りかた【2】 (ページ36)

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桜「け〜んとっ」

長尾「Aちゃん！」

長尾side

約束した通り

長い一本道をAちゃんと帰る

また入院するからと

荷物は少なめ。

いつかは大量の荷物を抱えて帰りたいね

長尾「綺麗やな〜」

桜「凄い綺麗」

長尾「大丈夫？」

俺がそう聞くと

今にも泣きそうな顔で

「もう皆と一緒に活動出来んかもしれん」

そういった

長尾「なんでそんなこというん」

桜「体力無くなってきたし」

桜「皆私と会うと悲しそうな顔するねん」

桜「笑ってるみんなが好きやから」

心配しすぎていつの間にか

悲しそうな顔になってたかもしれへん

伝えたかったけど伝えられんかった

桜「もう無理なんよ」

Aちゃんは十分すぎるほど頑張ってるし

大丈夫だよとか頑張ろなんて軽く言えるもんやない

長尾「いやや」

「一緒に活動したい」

「もっと沢山いろんなこと皆で経験したい」

「着せてあげたい衣装たくさんあるし」

「8人一緒やないと寂しい」

わがままやけど沢山伝えた

たくさん、たくさん

俺の気持ちが伝わるように