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珍しくグループ全体の仕事では無く、北斗くんと2人の仕事が有った。
メンバーの誰かと仕事なんて、今迄した事が無いからどうしたら良いのかが分からない。
「ケータリングあるって、行こ」
何時もなら居ない事にされる楽屋も、事ある毎に北斗くんが私の隣に居た。
逆に違和感を感じる程に。
「A何時もごめんね、」
『…なんで北斗くんが、謝るの?』
「居心地、悪いでしょ?」
何時もなら楽屋の隅に座っているのに、ソファでしかも北斗くんと座っているのが違和感でしかなかった。
冷ややかな視線も私に聞こえるように放たれる言葉も何も無い。
そもそも、グループ結成してから私の個人のお仕事なんて、殆ど無かったから。
「Aの事守ってあげたいんだけど、上手くいかなくて。ずっと、ごめん」
『……北斗くんは悪くないんでしょ、其れに、私気にして無いから平気だよ』
「…そっか。でもさ、」
突然、北斗くんから抱き締められてどうすれば良いのか分からない。
分かる事は、此の体温が温かくて安心する、ただ其れだけだった。
「此れ迄も、此れからも、何が有っても俺はAの味方だからね」
そう言った北斗くんの顔が、冷たく笑っていた事なんて私は知らなかった。
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赤星ありがとうございます!
今までで最短…!
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ほ - 大事な試験があったのでTwitterログアウトしてたんですけどにその間燐さんがいなくなっててとても寂しいです(T_T)燐さんがいないTLは物足りない…今でも燐さんのお話が1番大好きです(T_T) (2020年12月29日 1時) (レス) id: 0eb4c93d38 (このIDを非表示/違反報告)
らん - とても楽しく読ませて頂いてます!Twitterの方なのですが、教えていただくことは可能でしょうか、?この作品もとっても面白かったです! (2020年12月11日 20時) (レス) id: 9d7b3667bf (このIDを非表示/違反報告)
燐(プロフ) - 瑠夏さん» 嬉しいコメントありがとうございます…!終始暗いお話でしたが、楽しんでいただけて嬉しいです! (2020年12月7日 17時) (レス) id: 6bdcff6902 (このIDを非表示/違反報告)
瑠夏 - それはまるで蛇のようで、とても興味深い作品でした。とても面白かったです。 (2020年12月7日 15時) (レス) id: 159c0c1844 (このIDを非表示/違反報告)
瑠夏 - どのような結末になるのか考えています…!これからも燐さんのことを応援しています! (2020年12月4日 14時) (レス) id: a1493b1ce1 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:Kayu x他1人 | 作成日時:2020年12月3日 10時