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樹「やっと辞めんだ?」



彼れだけ聞き入れて貰えなかった脱退と退所はいとも簡単に決まった。
其の理由なんて今や最早如何でも良い。



慎「やっとじゃん、清々するわ」

『…迷惑かけて、ごめんなさい、』

樹「今更なんだけど。まずお前が入る事自体間違ってたんだよ」

ジ「急に北斗が入れたいとか言い出した時びっくりしたもんな〜!全然起爆剤なんなかったし!」



…北斗くんが、入れてくれたから優しくしてくれたんだ。
初めから優しかった彼の行動の理由が今ようやく分かった気がした。

まあ今となれば其れも如何でも良いけれど。



『…もう、辞めるので、お世話になりました』



其れだけ伝えて控室を出ようとした時。



「此れで満足?……北斗」



京本くんの声だった。
振り返り北斗くんを見れば、表情は変わらない侭。



大「ずっと此奴を辞めさせる為に、俺らとか、特に高地。使ってたんだろ」

慎「は?まじで言ってんの?」

樹「どういうことだよ!!!!」



京本くんは、何を言っているんだろう。
北斗くんは俯き少し笑った後、口を開く。



「誤解招く様な事言わないでくれる?俺がお前ら使ったのは確かだけど、Aを辞めさせたいからじゃない。俺のモノにしたかったから。其れだけだよ」



私の頬を撫でる北斗くんの顔は今迄見た中で一番穏やかだった。
メンバーの前で私に触れてくれた、其れが何だか嬉しくて彼の手にそっと自分の手を添える。



樹「まじ意味分かんねえ…、」

ジ「高地使われてたって、お前、知ってたの?」

優「……結成当初から、知ってるよ。…此れが俺に出来る北斗への償い」



よく分からなかった。
理解が出来なかった。

でも何でも良い、私が北斗くんと一緒に居られるのならば。



『…ずっと、一緒なんだよね?』

「一緒。やっと俺のモノに出来たんだよ、手放すわけ、ねえじゃん」

『へへ、嬉しい………』



もう既に私は狂っていた。
否、狂わされた、が一番良い表現だろう。

北斗くんの掌の上でただ転がされていただけに過ぎない。



其れでも私には、このきつく巻き付いた愛を解く選択肢なんてひとつも無い。



私に絡みつく、重くきつい愛を。




そう、それはまるで蛇の様だ。




-FiN-

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- 大事な試験があったのでTwitterログアウトしてたんですけどにその間燐さんがいなくなっててとても寂しいです(T_T)燐さんがいないTLは物足りない…今でも燐さんのお話が1番大好きです(T_T) (12月29日 1時) (レス) id: 0eb4c93d38 (このIDを非表示/違反報告)
らん - とても楽しく読ませて頂いてます!Twitterの方なのですが、教えていただくことは可能でしょうか、?この作品もとっても面白かったです! (12月11日 20時) (レス) id: 9d7b3667bf (このIDを非表示/違反報告)
(プロフ) - 瑠夏さん» 嬉しいコメントありがとうございます…!終始暗いお話でしたが、楽しんでいただけて嬉しいです! (12月7日 17時) (レス) id: 6bdcff6902 (このIDを非表示/違反報告)
瑠夏 - それはまるで蛇のようで、とても興味深い作品でした。とても面白かったです。 (12月7日 15時) (レス) id: 159c0c1844 (このIDを非表示/違反報告)
瑠夏 - どのような結末になるのか考えています…!これからも燐さんのことを応援しています! (12月4日 14時) (レス) id: a1493b1ce1 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:Kayu x他1人 | 作成日時:2020年12月3日 10時

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