占いツクール
検索窓
今日:41 hit、昨日:157 hit、合計:173,176 hit

02 ページ2






『……、北斗くん…』

「今日長丁場じゃん、幾ら何でも倒れるよ」



コンビニのおにぎりひとつ。
彼は其れを私に渡すと、早く戻っておいでね、と優しく笑って去って行った。


松村北斗、くん。


同期だからか、彼だけは私に優しくしてくれる。
メンバーの前では変わらないが、私が居ない事に気づくのも彼だし笑い掛けてくれるのも彼だけ。


其の優しさを私はどう捉えて良いのか分からなかった。



おにぎりを口にすれば、優しく広がる暖かな味わいに心の中で北斗くんに御礼を言う。

私は彼に御礼を言えた事が一度も無い、最低な女。




樹「お前何処行ってたわけ?お前のせいで撮影出来ねえんだけど」



5分前に楽屋に戻れば樹くんからの冷たい視線と言葉。
まだ始まってもないし、ジェシーくんとか、居ないのに。

だけど何も言えない私はただごめんなさい、と言うしか無かった。



樹「口開けばごめんなさいしか言えねえのな〜つまんなそ」

大「出来損ないだからしょうがないでしょ」



チクチクと小さな棘が刺さってるみたいだ。
みんなの顔に、何時辞めるの?って書いてあるように見えて、息苦しい。

上手く息ができなくてそのまましゃがみこんでも、助けてくれる人なんて居ない。



『……っ、はぁ……………っ、』

優「またかよ、うぜえ」



そう言われてお終いだ。
自力でなんとか呼吸を整え、気づいた頃には楽屋には私だけ。

……何処で撮影かも聞いてないんだけど。


私が居なくてもメンバーもスタッフさんもファンも。
気づくこと、ないでしょう?



「A、こっち」



またこんな私に笑い掛けてくれるのは、北斗くんなんだ。



03→←01



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.8/10 (323 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
812人がお気に入り
設定キーワード:SixTONES , 松村北斗 , 紅一点
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

- 大事な試験があったのでTwitterログアウトしてたんですけどにその間燐さんがいなくなっててとても寂しいです(T_T)燐さんがいないTLは物足りない…今でも燐さんのお話が1番大好きです(T_T) (12月29日 1時) (レス) id: 0eb4c93d38 (このIDを非表示/違反報告)
らん - とても楽しく読ませて頂いてます!Twitterの方なのですが、教えていただくことは可能でしょうか、?この作品もとっても面白かったです! (12月11日 20時) (レス) id: 9d7b3667bf (このIDを非表示/違反報告)
(プロフ) - 瑠夏さん» 嬉しいコメントありがとうございます…!終始暗いお話でしたが、楽しんでいただけて嬉しいです! (12月7日 17時) (レス) id: 6bdcff6902 (このIDを非表示/違反報告)
瑠夏 - それはまるで蛇のようで、とても興味深い作品でした。とても面白かったです。 (12月7日 15時) (レス) id: 159c0c1844 (このIDを非表示/違反報告)
瑠夏 - どのような結末になるのか考えています…!これからも燐さんのことを応援しています! (12月4日 14時) (レス) id: a1493b1ce1 (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:Kayu x他1人 | 作成日時:2020年12月3日 10時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。