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「しかし見てんところ阿良々木先輩と相川先輩はプラトニックな関係のようや。
ほならもてあました性 欲をぶつける場所が必要やと思うぞ」
「必要ねえよ！ そんな場所に志願するな！」
「精神面は相川先輩がケアし、肉体面は俺がサポートする。見よ、これこそ見事な黄金のトライアングルや」
「違う、お前こそよく見ろ、それこそ見事なドロドロの三角関係だ！
私は絶対に嫌だよ、そんな気まずいオレンジロード！」
「と言いつつ、阿良々木先輩は俺の身体から目が離さへんようやった。
なんやかんや言うても女の本能には逆らえへんようや」
「なんでお前がモノローグを語る！？」
「今回は番外編やから俺が語り部やで」
「何言ってんだお前！？」
ていうか。
何のどんな番外編でも、お前が語り部になることはないと思う。
十八禁指定されちゃうもん。
「むう。なかなかうまくはいかないもんや、俺の肉体をもってすれば阿良々木先輩くらい軽く虜にできると思っとったのに」
「そんなことを思っていたのか！？」
プラトニックな関係ねえ……。
デートもしてくれない冷淡な彼が、ものは言いようだな。でも、そういうのってやっぱり見てわかるものなんだ。
漫画とか読んでて、成立したはずのカップルが、いつまでも引っ付いたり離れたりを繰り返しているのを見て、もういいからさっさと行き着くとこまで行っちゃえよと茶々を入れていたものだけど、うん、あれはリアリティだったんだと、彼氏ができて初めてわかった。
無理無理。
行き着くとこまでなんかそうそう行けないって。
「身持ちが堅いって言うなら、あいつこそ、なんだかんだで身持ち堅いんだよなあ」
「そういうのもいいやないか、阿良々木先輩。
相川先輩の過去を思えばそれもまたわかる話ではあるし、照れ照れの初々しい彼氏やのやと思えば、それもまた萌えポイントや」
「照れ照れねえ……萌えポイントだと意識してしまった段階で、それは萌えではなく売りになってしまうと、私は思うんだよ」
「売っとるなら買って悪い道理はあるまい」
「そりゃそうだ」
階段を昇る。
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灰猫(プロフ) - realさん» 毎度コメントくださりありがとうございます！🙇♀️正直作者自身も過去に作った設定などを見返してはそこにそのキャラ置くんだ！？となっているので驚きながら書いていますw少しずつ更新していきますのでお待ち頂けると幸いです！ (2022年5月21日 11時) (
レス) id: e872c5e500 (このIDを非表示/違反報告)
real(プロフ) - 元まーかー、りょくちゃのやつです()毎度コメント失礼します＼(_ _)今回の配役は驚きましたが最高です😊更新楽しみにしてます！ (2022年5月19日 19時) (レス) id: f217387575 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：灰猫 | 作成日時：2022年5月5日 5時
