3話 ページ4
学園長「さて、予定外のトラブルはありましたが、入学式はこれにて閉式です!各寮長は寮生を連れて寮へ帰ってください!…ん?そういえば、ディアソムニア寮長のマレウス・ドラコニアくんが見当たりませんね」
やっと閉式か、と思えばドラコニア先輩がいないのに気付く学園長。
レオナ「アイツがいねぇのはいつもの事だろ?」
カリム「あれ、誰も式のこと伝えてなかったのか?」
『なんだかんだいって、皆伝えてなかったね。』
ヴィル「そんなに言うならアンタ達が伝えてやればいいじゃない。」
カリム「うーん、でもオレ、アイツのことあんま知らねえんだよなー」
すると、新入生達がざわざわと騒ぎ出す。
生徒A「ドラコニアって…まさか、あのマレウス・ドラコニア!?」
生徒B「この学園に通ってるって噂、マジだったのかよ…」
生徒C「こえー…」
リリア「_______おお、やはり…もしやと思って来てみたが、マレウスは来ておらなんだか。"また"式典の知らせが届いていなかったとみえる。」
アズール「申し訳ありません。決して、仲間外れにしたわけじゃないんですよ。」
リドル「彼には、声をかけづらいオーラがあるからね。」
リリア「まぁよい。ディアソムニア寮の者はわしに付いてくるがいい。…………あやつ、拗ねてなければいいが……」
『…ミュラッカ寮の皆、僕が寮長のAだよ。これからよろしく。寮はこっちだ、ついておいで。寮生として相応しくない行動は許さないよ!返事は《はい、寮長》だ。』
mob「はい、寮長…」
寮生を連れて行った後は、授業もないのでスマホでハーツラビュルのケイトと電話をしていた。
《もしも〜し、Aちゃん?珍しくなーい?そっちからかけるの!》
『そうですね、いつも勉強に追われていますから…』
《え!?テスト期間でもないのにしっかり勉強してんの!?偉すぎ〜!》
『そうですかね?まぁ、常に予習復習をしていないと授業に追いつかなくなるかと思って…』
《あ、確かに!今度オレも予習復習ちょっとでもやっておこうかな!》
『ふあ〜……あっ』
《あはは、Aちゃんあくびした?もう夜遅いし…寝た方がいいんじゃない?》
『そうですね…もう寝ます。』
《はーい、おやすみー!》
ツー…ツー…
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作者名:すた | 作成日時:2023年1月4日 0時