雪の女王【twst】 (ページ27)

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26話ページ27

エース「だーっ！やっと全部裏ごし終わったー！」

デュース「腕が痛い…」

一年達はどっと疲れが出ている。まあ、拾うところから始めたらそうなるよね…

『スイーツ作り、久しぶりにやったかも…』

トレイ「はは、お疲れ。苦労した分、きっと美味いぞ。」

グリム「も、もう匂いだけでお腹いっぱいなんだゾ〜…」

トレイ「このマロンペーストにバターと砂糖を加えて、最後に隠し味のオイスターソースを適量加える。」

何だかトレイ先輩が変な冗談を言い出した。あんなの信じる人流石にいないでしょ…

エース、デュース「オイスターソース！？」

トレイ「そうそう。牡蠣からたっぷり出た旨味がクリームに深いコクを与える。この“セイウチ印のヤングオイスターソース”。有名パティシエでコレを使わないやつはいないぞ。」

デュース「マジか…かなりしょっぱいソースだよな。」

エース「カレーにチョコ入れたりするし…アリなのかも！」

あ、エース達は信じてるっぽいな…

トレイ「ぷっ、アッハッハ！嘘だよ、お菓子にオイスターソースなんか入れるわけないだろ。」

笑いを堪えていたのを我慢できなくなったのか、トレイ先輩が笑い出した。

『久しぶりに聞きましたよ、トレイ先輩のそのジョーク…』

エース「なんだよ！本気にしちゃったじゃん！」

トレイ「ははっ、ちょっと考えればありえないってわか？だろ。なんでも鵜呑みにしないで疑ってかかれってことだ。教訓、教訓。」

グリム「こいつ、優しそうに見えてさらっとウソつくやつなんだゾ…」