43話 ページ45
マリア「…あ、お風呂上がった？じゃあ私も入ってこよー！」
『うん、いってらっしゃい』
今、お風呂から出て自分のベッドでゆっくりしているところです。
私たちのベッドが同じ部屋にあるのが今思うと不思議だ。
アリスにいつ何をされるかわからないような状況で、同じ屋根の下で一緒に夜を過ごすなんて…
私、いつ殺されててもおかしくなかったんじゃ…？
まあ、そんなことはもう気にしなくてもいい。
なんせアリスは停学。ある程度の荷物を持って家に帰っていったからね。
お風呂から出てちょっとゆっくりしてたら、なんだか眠くなってきた…
『…おやすみ』
誰にも聞こえない挨拶を呟いて、瞼を閉じた。
マリア「Aちゃん！…ってあれ、もう寝ちゃったのか…」
かわいそうなAちゃん…Aちゃんの大事な友達を奪おうとするドブネズミにやられたんだよね、この頬…
こんなに可愛いAちゃんを傷つけるなんて、酷いよね…
安心してね、私が絶対やっつけてあげるから…
マリア「"私の"可愛いAちゃん…おやすみ♡」
___________________________
『……ねむ』
朝。
いつものようにゆっくりと目覚める。
起きようとするけど気付いたら二度寝してるんだよなあ…この癖どうにかならないものか…
マリア「おはよー、起きてる？」
『うん…おはよう』
マリア「私、先に学校行ってるね！じゃあ、また授業で！」
『はーい……』
いそいそと制服に着替えていると、マリアが寮を出て行った。
『じゃあ私も…』
いってきます、とぼそっと呟く。
誰にも聞こえないのにこういう挨拶の言葉を言うのは、前世の癖だ。
ドアを開けて一歩踏み出す。
コネシマ「A〜！！おはよ〜！！」
『…ワ…ァ…』
コネシマがいました。あぶね、ちい◯わになる所だったわ…
『どうしてこんなとこ…』
コネシマ「え？A迎えにきた」
行こか〜！と元気に言って手を繋いで歩き出すコネシマ。
…なんかよくわかんないけど、顔がいいからいいや…
女子寮から校舎までは少し遠いから、ワープ魔法で校舎に行く人が多い。
私もワープ魔法を使う派だ、歩くのはめんどい
コネシマ「ん、そろそろワープ魔法使うから腕ちゃんと掴んどき」
『あびゃあ〜…』
ぐっ、とコネシマに肩を抱き寄せられる。
彼の柔軟剤の匂いが鼻を掠めた。
『…コネシマいい匂いするね』
コネシマ「…え、匂いフェチ？」
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すた(プロフ) - サラミさん» ありがとうございます！！更新頑張ります！！ (2022年12月12日 22時) (
レス) id: 547c4df5f1 (このIDを非表示/違反報告)
サラミ - 初コメ失礼します。とても面白かったです。体調に気をつけて、頑張ってください。更新待ってます!! (2022年12月12日 21時) (レス) @page38 id: 82adb6822c (このIDを非表示/違反報告)
すた(プロフ) - ユカさん» ありがとうございます！！あんまり更新できてなくてすみません！！頑張ります！ (2022年9月24日 22時) (レス) id: 547c4df5f1 (このIDを非表示/違反報告)
ユカ(プロフ) - すごい面白いです！更新ずっと待ってるので頑張ってください！！ (2022年9月24日 21時) (レス) @page31 id: 43dd0d6090 (このIDを非表示/違反報告)
すた(プロフ) - 夜焼さん» ありがとうございます！！応援コメントはマジでモチベになるので嬉しいです！更新頑張りますね！ (2022年8月29日 19時) (レス) id: 547c4df5f1 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：すた | 作成日時：2022年7月10日 23時
