37話 ページ38
それじゃ、俺その辺散歩してくるから怪我人来たら呼んでな〜、と言ってしんぺい神先生は保健室を出て行った。
グルッペン「A…結構優等生っぽい顔しとるのにサボりか」
『え？グルッペンもでしょ？』
「俺は怪我人だが？？」
『あぁ、そうだった…』
そういえば、とグルッペンがこぼした。
「A、コネシマの婚約者やろ？」
『うん』
「何でコネシマ選んだん？確かに顔はいいかもしれんが…」
『えっと、何でって言われても…少なくとも顔で選んだわけじゃないよ。』
「まぁ、せやろな。……あー、眠いわ…俺ちょっと寝るから授業終わりのチャイム鳴ったら起こしてくれんか」
あくびをしていそいそと布団に潜ろうとするグルッペンを止めて、
『え、私も寝たいんだけど』
と言う。
「ほんじゃ寝るか…せや、一緒のベッド入るか？」
なんて冗談をニヤニヤしながら言われたので、
『…人妻が好きなの？』
こちらもニヤッと笑みを浮かべながらからかってやるように言う。
「んなわけないやろドアホ」
私もグルッペンもケラケラと笑った。
『……？？』
「なんや」
『いや、私たちって今日初めて会ったよね、しかも数十分前でしょ。何でこんなに仲良いんだろ、って思って…』
「……確かに。趣味が合うんちゃうか？」
『ふーん…まぁ、仲が悪くなるよりいいか。私、向こうのベッドで寝てるから。』
「ん。起こすのはペ神に頼もう…おやすみ」
『おやすみ』
仕切りのカーテンを閉め、保健室の慣れてないベッドへ寝転び、毛布を被る。
固い枕。ちょっと落ち着かないが、そんな事言ってられないくらいに眠い。
枕へこだわるのをやめて、眠りについた。
ぱちり、と目が覚めた。
少し固くなっている体を伸ばして、ベッドから出る。
カーテンを開けて、グルッペンが起きているのかを確認する。
『グルッペン、起きてる？』
…返事はない。まだ寝てるのかな？
『…起きてないか』
こういう場合は起こした方がいいのだろうか？
でもグルッペンが寝起き超機嫌悪くて八つ当たりされるとか嫌じゃん？
うーん…
と悩んでいると、カーテンの仕切りの向こうから声が聞こえた。
「…起きたで」
『ん、おはよう…もう昼前だよ』
「ほんまや、結構寝てもうたな。ペ神は？」
『まだ帰ってきてないかな』
「ふーん…腹減ったわ、今4時間目終わるくらいの時間やろ。チャイムなったら食堂行こうぜ」
『いいよ、でもコネシマも一緒じゃないとコネシマが怒るかもね』
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すた(プロフ) - サラミさん» ありがとうございます！！更新頑張ります！！ (2022年12月12日 22時) (
レス) id: 547c4df5f1 (このIDを非表示/違反報告)
サラミ - 初コメ失礼します。とても面白かったです。体調に気をつけて、頑張ってください。更新待ってます!! (2022年12月12日 21時) (レス) @page38 id: 82adb6822c (このIDを非表示/違反報告)
すた(プロフ) - ユカさん» ありがとうございます！！あんまり更新できてなくてすみません！！頑張ります！ (2022年9月24日 22時) (レス) id: 547c4df5f1 (このIDを非表示/違反報告)
ユカ(プロフ) - すごい面白いです！更新ずっと待ってるので頑張ってください！！ (2022年9月24日 21時) (レス) @page31 id: 43dd0d6090 (このIDを非表示/違反報告)
すた(プロフ) - 夜焼さん» ありがとうございます！！応援コメントはマジでモチベになるので嬉しいです！更新頑張りますね！ (2022年8月29日 19時) (レス) id: 547c4df5f1 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：すた | 作成日時：2022年7月10日 23時
