29話 ページ30
「観覧車な、おっけー。…あ、この観覧車、二人ずつやって。…で、どのペアで乗るん？」
「は？そんなん婚約者の俺やろ」
「いやお前さっきAと二人でアトラクション乗ったやん」
「そやぞー！せやからAさんは俺かゾムと乗るんや！」
「はぁ？？」
ま、まずい…なんか喧嘩しはじめた！えーっと、どうしよ……ん？これ、なんか見覚えあるな…
あ、思い出した！ヒロインの強制イベじゃん！！
…え、私悪役令嬢だよね？なんで？ヒロインじゃないよ？
うーん、と考え込んでいると、ゾムさんから声がかかる。
「せや、Aに決めて貰えばええんちゃう？A！俺らの中から一緒に観覧車乗るやつ選んでや！」
『え、あ、私が…！？』
「せやな！」
くっ、三人共きらきらした目でこちらを見てくる…
『…えっと、コネシマさんはさっき一緒に乗ったので……ゾムさんか、ロボロさんですね』
そういうと、コネシマさんは
「ええーっ！！」
と声を出した。仕方ない、さっき一緒に乗ったからね…
『…ロボロさん、一緒に乗りませんか？』
「えー、ロボロォ？」
「いや、ロボロは童◯やからAに手ェは出せんやろ。」
「あー、確かに！ロボロアイツ◯貞やしな！だったらシッマも安心やん！よかったな！」
「おん、ホンマにロボロでよかったわ…ゾムは…何か手ェ出しそうやし…」
「ハァ〜？失礼なやつやな…」
「お前ら◯貞◯貞うるさいわ！！！ここに女の子もおるんやぞ！！…はぁ、Aさん、選んでくれてありがとうな…さ、早速乗りましょか！」
くいっと服の袖を引っ張り、目をキラキラさせながら観覧車の方を指差すロボロさん。
『あ、はい…！行きましょう！』
と言い歩きだす。
…さっきのロボロさんちょっと可愛かったなぁ
気移りはしませんけどもね！！！！
そういえば、前世で友達に「ちなみに…推しって誰？」って聞かれた時、なんて答えたっけ…？
まあいいや。そんなことよりも、観覧車！
「着いた着いた！…結構空いてるんやね、さ、乗りましょ！」
『は、はい！』
観覧車の順番待ちはなくって、すぐ乗れた。
乗ったのはピンク色のゴンドラ。
「いやぁ、結構すんなり乗れましたね〜…」
『そうですね、早く乗れてよかったです！』
「……えっと、あの…」
『どうかしましたか？』
「け、敬語を…外して、さん付なしで喋りません？」
『…敬語、ですか？全然外してもいいですけど…』
「！！よかったぁ…」
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すた(プロフ) - サラミさん» ありがとうございます！！更新頑張ります！！ (2022年12月12日 22時) (
レス) id: 547c4df5f1 (このIDを非表示/違反報告)
サラミ - 初コメ失礼します。とても面白かったです。体調に気をつけて、頑張ってください。更新待ってます!! (2022年12月12日 21時) (レス) @page38 id: 82adb6822c (このIDを非表示/違反報告)
すた(プロフ) - ユカさん» ありがとうございます！！あんまり更新できてなくてすみません！！頑張ります！ (2022年9月24日 22時) (レス) id: 547c4df5f1 (このIDを非表示/違反報告)
ユカ(プロフ) - すごい面白いです！更新ずっと待ってるので頑張ってください！！ (2022年9月24日 21時) (レス) @page31 id: 43dd0d6090 (このIDを非表示/違反報告)
すた(プロフ) - 夜焼さん» ありがとうございます！！応援コメントはマジでモチベになるので嬉しいです！更新頑張りますね！ (2022年8月29日 19時) (レス) id: 547c4df5f1 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：すた | 作成日時：2022年7月10日 23時
