20話 ページ21
少し喋った後はコネシマさんと別れてマリアと部屋へ戻る。
『ふぅ…散歩って意外とすっきりできるのね。』
「うん、そうだね。いやーしかし、Aちゃんがコネシマ様と婚約してたとは……で、どこまでいったの？」
『？ どこまで、って？』
「え、婚約者ならキスとかしないの？」
『え？ま、まだしてないわよそんなの…』
「えー、じゃあ何ならしたのー？」
ニヤニヤしながら聞いてくるマリア。
『アナタ、さては恋バナ大好きね？』
「もちろん！私だって乙女なんだから、キュンとするお話が聞きたいのよ！それで…ハグくらいしてるでしょ？」
『ハグ？…あぁ、バックハグならしたわね。』
「なるほど、まだハグか…えー！進展ちょー気になっちゃう！また何か進展あったら教えてねAちゃん！」
『はいはい。教えてあげますよ、ちゃんと。私もそういう話は好みだからね。』
「楽しみにしてるね！…あ、もう迎えの時間じゃない？」
『あら本当。じゃあ…そろそろ行くわね、ちょっと名残惜しいけど。また月曜日にね。』
「うん！暇だったら手紙送ってね！」
実はマリアと会った日に住所を教えておいたのだ。文通ができるようにね。
『わかったわ。絶対送るわ。』
ばいばーい、と手を振るマリアに手を振りかえしてから学校の門に向かう。
「お嬢様、お待ちしておりました。さぁ、お乗りくださいまし。」
『えぇ、ありがとう。』
馬車の扉を執事が開けてくれたので中に入る。
『出していいわよ』
「はい。」
もうすっかり出てきた日の光を眩しく感じ、付いているカーテンを閉じる。
「あ、お嬢様、学校はどうです？いじめられてませんか？」
と聞いてくるメイド。
私そんな弱そうに見える？
『学校は楽しいわよ。イジメもない。平和よ。』
「それはよかったです！友達は出来ましたか？」
『ええ、もちろん。良い友人ばかりよ。』
「へえ！どんな人です？」
『そうね…騒がしいけど、まぁ一緒にいて楽しいような友人たちだわ。』
「それはさぞ学校生活も楽しくなるでしょうね！……あ、そろそろ着くみたいですよ！お荷物お待ち致しますね！」
『え？重いから大丈夫よ…』
「いいえ、私が持ちます！大丈夫です！自分こう見えて力あるんで！」
『そう…じゃ、お願いするわね。』
メイドに荷物持ちを任せ、先に家へ入る。
『ただいま帰りました、Aです。』
「あ、姉さん、お帰り。」
『ただいま、ショッピ。』
「あら〜、おかえりなさーい！」
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すた(プロフ) - サラミさん» ありがとうございます！！更新頑張ります！！ (2022年12月12日 22時) (
レス) id: 547c4df5f1 (このIDを非表示/違反報告)
サラミ - 初コメ失礼します。とても面白かったです。体調に気をつけて、頑張ってください。更新待ってます!! (2022年12月12日 21時) (レス) @page38 id: 82adb6822c (このIDを非表示/違反報告)
すた(プロフ) - ユカさん» ありがとうございます！！あんまり更新できてなくてすみません！！頑張ります！ (2022年9月24日 22時) (レス) id: 547c4df5f1 (このIDを非表示/違反報告)
ユカ(プロフ) - すごい面白いです！更新ずっと待ってるので頑張ってください！！ (2022年9月24日 21時) (レス) @page31 id: 43dd0d6090 (このIDを非表示/違反報告)
すた(プロフ) - 夜焼さん» ありがとうございます！！応援コメントはマジでモチベになるので嬉しいです！更新頑張りますね！ (2022年8月29日 19時) (レス) id: 547c4df5f1 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：すた | 作成日時：2022年7月10日 23時
