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3話 ページ4
ぼくは、目の前で両手をブンブン回して言った。
「いえ、何でもありません！さようなら！」
そして、百八十度の方向転換。
ペンケースの中でシャーペンがおどるのもおかまいなく、ぼくは駅の道を走った。
ふー…
なんなんだよ、今夜は…
あの二人は消えちゃうし、ヤバそうな人に声をかけられるし…
まるで、春の妖精に化かされたような気分だ。
混乱した思いと一緒に走るぼくを、三日月が笑ってるように見下ろしていた。
さて、少し自己紹介をしておこう(この小説を読んでいるみんなはもうみんな知ってると思うけどね)。
ぼくの名前は内藤内人。
どんな大人になるかはわからないけど、ぼくが大きくなって、自分の子供(あるいは孫)に二人との冒険の話をするとしたら、やっぱり今夜の出来事から始めるのがいいだろうね。
だって、冒険の始まりには、こんな三日月の夜がふさわしいと思わないかい？
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すた(プロフ) - 円陣はずれさん» ありがとうございます！ (7月27日 22時) (
レス) id: 547c4df5f1 (このIDを非表示/違反報告)
円陣はずれ - 都会トムの話って少ないですよね...悲しいです。続き楽しみにしてますして！ (2023年2月25日 22時) (レス) id: dd75b894fb (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：すた x他1人 | 作成日時：2022年6月18日 23時
