俺たちのマネージャー

episode10 ページ11

今日は県外で宿泊ロケ


ス「本日の撮影ここまででーす。お疲れ様でしたー」

『皆さんお疲れ様です。今日の撮影はここまでなのでホテルでゆっくり休んでくださいね。』

岩「Aちゃんもお疲れ様ー。」
阿「お疲れ様！！お腹すいたなぁ」

『お夕飯食べたいものありますか？…。
リクエストあればこちらで予約取っておきますよ。』

ラ「え！せっかくだしみんなで食べに行こうよ！」

向「ラウ頭ええな！！時間もあるしそうしようや。」

『分かりました。あまり遅くならないようにしてくださいね！』

渡「なにいってんのAも行くんだよ。」

深「そうそう。なにたべる？」

『え？私は打ち合わせがあるので。』

黒「どーせ1時間もかかんないじゃん。待ってるから早くしてね。」

『そんなの悪いですよ。皆さんで行ってきてください。』

舘「俺達がAちゃんと食べたいんだけどダメかな？？」

『……分かりました、ありがとうございます。すぐ戻ります。』

・

『すみせん！！お待たせしました！』

深「お疲れ様ー。さ、行こいこ。」

お店は全席個室の小洒落たレストランを予約してくれたようだ。

「『いただきまーす。』」

みんなとたわいも無い話をしながら食事をしていると隣の渡辺さんが肩をつついてきた

渡「A、そのオムライスちょっとちょうだい」

『どうぞ！』

渡「うわっ！うま！俺のパスタもちょっとあげる。
はいあーん」

いい歳して何してんだこの人。

『……。自分で食べますよ。』

渡「いいから！ほら！」

『…。美味しい…！、』

渡「だろ？？」

何故かドヤ顔の渡辺さんを見てると残りの8人が一斉に騒ぎだした。

深「Aちゃん俺のも！」
岩「俺のハンバーグもあげる！」
向「Aちゃんこれめっちゃうまいで！」
舘「Aちゃん俺とも交換しよう」
ラ「俺にもあーんして！」
黒「A。ほらあーん。」
阿「俺もAちゃんのちょっと食べたい！」

『私そんなに要らないですよ笑笑』
『はい。ラウールくんあーん。』

ラ「やったぁ！お姉ちゃん好き！！」

深「はぁ！？なんでラウだけなの！？」
渡「俺にはしてくれなかったのに！」

『ふっかさんそもそも同じメニューじゃないですか笑』
『渡辺さんに頼まれてないですし。』

阿「バッサリ」
舘「なんか哀れだね。」

8人からの貢物攻防戦は決着することなく、私の時間が無い。の一言で幕をとじた。

深「次は絶対あーんしてもらう…！！」

岩「下心丸見えじゃん」


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