アイドルだって、失敗することあります。 (ページ34)

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☁あべちゃん《小、大》ページ34

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《あべちゃんside》

いまは、舘様とペアで雑誌の撮影中。

なんだけど、トイレ行きたいｯ！

ｶﾒﾗﾏﾝ「阿部くん、もう少し宮舘くんにくっついてー、おぉ、いいねー、」

なんて、指示通りにやるけど、ほんとに限界が近い。

もう集合もインタビューも終わってるから、この撮影の後はすぐに帰れる。

ｶﾒﾗﾏﾝ「はーい、おつかれー」

阿、宮「お疲れ様でしたー」

ｽﾀｲﾘｽﾄ「あ、このあとクリーニング出さなきゃなので早めに着替えていただけますか？」

阿、宮「わかりました」

急いで着替えて衣装さんに渡す。

楽屋へ向かう。

ここで気が緩んだのが悪いんだよね。

生暖かいものが伝うのがわかる。

宮「阿部？」

阿「ｯ...」

宮「ん、ずっと我慢してたんだもんな。頑張ったな？」

視界が霞んでくる。

宮「悔しかったな？終わった？」

阿「ｺｸﾝｯ...」

宮「ん、あ、」

ちょうど通りかかったマネージャーがすぐに理解してくれて、腰にタオルを巻いてくれる。

床の片付けは清掃の人がやってくれるみたいで、舘さんが荷物持ってきてくれて、そのまま車に乗る。

宮「阿部寒くない？」

阿「だいじょうぶ、」

宮「そっか」

家に着くころ、濡れたままなせいでお腹冷えて痛くなってきた。

小さくきゅるきゅる音を立てる。

ﾏﾈｰｼﾞｬｰ「着いたよ。タオル置いておいていいから」

阿「ごめん。ありがとう」

マネージャーの車を降りた所で本格的に痛み出すお腹。

宮「阿部？」

阿「ぉ、なか、いたい、」

宮「冷えたか。とりあえず、トイレ急ご」

舘さんに手を引かれるけど、振動に刺激されて、

阿「ぁ、」ﾌﾞﾘｭﾌﾞﾘｭﾌﾞﾘｭｯ...

宮「・・・大丈夫？」

阿「ｯ...」

宮「お腹痛かったんだし仕方ないよ。あとちょっとだしトイレまで頑張ろ？」

阿「ｸﾞｽｯ...」

舘様とトイレへ。

宮「思いっきり下しちゃってるね」

お腹さすられるとありえないぐらい下してて、もうほぼ水って感じ。

怖くなって、舘様に抱きつくと優しく頭を撫でてくれる。