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《こーじside》


阿部ちゃんはずっと下痢というか薬で柔らかくなった便を出し続けてるねんけど、あまりにも続くから怖くなってもうたらしい。

向「あべちゃん、1回思いっきり踏ん張ってみ?」

阿「コクンッ...」

向「一緒にお腹押したるから」

阿「ッ...」

お腹押してあげれば、いままでで一番の勢いで出た。

阿「ッ..」

向「大丈夫か?」

阿「ぜんぶでたかも、」

向「おしり拭こか。ちょっとだけ前出て?」

阿「・・・」

向「阿部ちゃん?」

阿「あの、、お、しっこ、」

向「しちゃい?」

全部出したあべちゃん。

おしり拭いたりなんだりしてあげて、しっかり流してトイレを出る。

向「背中乗る?」

阿「コクンッ...つかれた、」

向「そうよな。おつかれさん」

おんぶをして帰り道を歩く。


最初はずっとごめんって言うて泣いてたんけど、途中いきなり重くなった。

向「阿部ちゃん?」

阿「んぅ..すぅ...」

かわいい寝息が聞こえてきて、ほんまに疲れてたんやなって。

仕事だけでも疲れるやろに、こんなことなってさらに疲れてまうよな。

家に帰れば、俺も阿部ちゃんも、予定より1時間も遅いから心配された。

向「ごめん、阿部ちゃんがお腹痛かったから、公園のトイレ寄っててん」

目「で、阿部ちゃんは?」

向「寝てもうたんよ。途中で」

岩「ソファにおろすか」

向「おん」

ソファに下ろそうとするけど、

ギュッと力が込められる。

向「とりあえず俺の部屋連れてくわ」

岩「うん」


部屋に行く。

ドア閉めて、阿部ちゃんをベッドに座らせる。

阿「・・・」

向「家ついたタイミングで起きたんやろ」

阿「ばれたか、」

向「当たり前やん笑あんな力で抱きつかれたら誰でも気づくわ笑」

阿「・・・」

向「お腹今は大丈夫なん?」

阿「うん、まだ違和感はあるけど、そうゆうのではないから」

向「そか。」

阿「こぉじ、だっこ、」

向「ええよ?」

膝に乗せてあげる。

阿「はぁ..ごめんね、」

向「全然やで。まだ寝とってもええよ?」

阿「じゃ、すこしだけ、」

向「おん」

壁に背をつけて、背中をトントンすればすぐに寝てもうた。


スマホをいじって、ご飯時間まで待つ。

ガチャッ...

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作者名:抹茶 | 作成日時:2021年10月28日 0時

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