アイドルだって失敗することはあります！？２ (ページ21)

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つづきページ21

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〈ラウールくんside〉

夢を見た。

メンバーに追い出される夢。

夢だって分かってるのに、怖い。

ｶﾞﾁｬｯ...

宮「あ、ごめんね。起こしちゃった？」

ラ「ｯ！！」

宮「ラウール？」

こわい....舘さんだって分かってるのに...。

宮「学校休もうか。また後で来るね」

ﾊﾞｼﾝｯ...

どうしよう...ほんとに怖い。

布団に潜り込む。

どれだけ時間経ったんだろう。

騒がしかったのに一気に静かになる。

もしかして、俺置いてみんな出ていった？

やだ...ひとりにしないでｯ....

和室のドアを勢いよく開けると、

ｺﾞﾝｯ...

渡「ぅ、」

宮「ラウール、どうしたの？そんな勢いよく出てきて」

ラ「み、んなは、？」

宮「俺と翔太以外はみんな仕事行ったよ」

ラ「よ、かった...」

その場に座り込む。

宮「怖くなっちゃったか。でも、大丈夫だよ。俺と翔太は今日は家から出る予定ないしずっと家の中にいるから」

ラ「ｯ...ｷﾞｭｯ...」

宮「っしょ...朝ごはん食べよ？」

ラ「ｺｸﾝｯ...」

今日は和食らしい。

朝ごはんを食べて、俺は、しょっぴーに抱きつく。

渡「暑い...」

宮「とか言いながら追い払わないんだね」

渡「・・・うるさい」

ラ「ありがと、」

渡「ん、」

それから俺は寝落ちてしまったみたいで、起きたら隣でしょっぴーも寝ていた。

宮「あ、起きた？お昼ご飯もうすぐだから翔太起こしといて？」

ラ「わかった」

しょっぴーを揺する。

ラ「おきて」

渡「ん....」

ラ「おきて」

渡「んぅ....」

宮「起きない？」

ラ「うん」

宮「翔太！起きて！ラウールが！！」

スパッと起きたしょっぴーは俺を見るや否や、

渡「ラウールがなに！！」

宮「起こしてた」

渡「は？あぁ...」

宮「ふふ、お昼ご飯できてるから食べよ」