おわり ページ13
・
〈阿部くんside〉
こんなに甘えたら迷惑だよね。
ごめんね。
康二に背を向けて布団に入る。
向「あべちゃん」
康二の方を向くとまた甘えてしまいそうだから、肩を引かれて康二の方を向かされるけど、背を向ける。
向「もう、こっち向いて！」
阿「ｯ...」
顔を隠す。
向「なんで急に避けるん？あべちゃんやろ？俺がええって言ったん」
阿「ｯ...」
向「そんなんやったら、俺部屋戻るで？」
阿「ｯ...」
康二が起き上がったから、手を掴もうとしたけど、遅くて部屋を出ていってしまった。
阿「ぅｯ...ふｯ...ｯ...ぅぅぅｯ...こ、じｯ...ご、めｯ..なｯ..さぃｯ...ｸﾞｽｯ...ぅぅぅｯ...うぇぇぇぇんｯ..！」
向「・・・あべちゃん」
阿「ぅ、こ、じｯ..こ、じぃぃｯ...ｷﾞｭｯ...」
向「わ、」
ﾊﾞﾀﾝｯ...
向「あべちゃん、ごめんな？」
阿「ごめｯ...ごめｯ...ｸﾞｽｯ...あ、まえ、すぎた、から、ｯ...お、さえ、よ、ってｯ...ｸﾞｽｯ...ご、めぇねぇｯ...ぅぅぅ...」
向「ｷﾞｭｯ...甘えてええねんで？俺、いっつも甘えとるし、たまには逆でもええやんな？」
阿「んｯ...ｸﾞｽｯ...」
向「ん、っしょ...」
阿「ﾋｯｸ...」
向「さっきは寝る前にトイレ行っただけやから」
阿「ｯ！」
向「意地悪言うてごめんな？」
阿「ばかｯ...ｸﾞｽｯ...」
本気じゃないって安心した俺はまた泣いた。
今度は向かいあわせで抱き合って横になる。
向「顔見える方が安心する」
阿「ｺｸﾝｯ...」
向「ﾄﾝﾄﾝｯ...おやすみ」
阿「おやすみ、」
心地よいリズムに俺はすぐに寝てしまった。
朝起きると、隣に康二はいなくてスマホを開くとメッセージが。
【おはよう！ラウールが寝坊してもうたみたいなんで、大学まで送ってきます！もし起きてもうたら、頭元に着替えおいてあるから着替えといてな！せっかくのオフやけど少しだけお出かけしよう！！】
頭元にある服は、俺がよく着る服だけど、組み合わせが珍しい感じ。
やっぱりおしゃれな康二だから、おしゃれな着こなしだよね。
じゃあ、康二とお出かけ行ってきます！
Fin.
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 231人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
アリーゼ - 面白い (9月30日 15時) (
レス) @page18 id: 86fff600e4 (このIDを非表示/違反報告)
折田陽菜 - 面白かったです。 (2022年12月30日 12時) (レス) @page31 id: 147da6c5b1 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：まっちゃ
| 作成日時：2022年8月22日 21時
