わかってた、 ページ23
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《目黒くんside》
聞く限り、どちらも悪いから、どちらかにキツく怒ることは出来なくて、2人まとめて怒ることに。
嘘をつくことも、相手を傷つける言葉を言うのも、手を出すことも、全部ダメだから。
真都は康二に任せて、俺は亮平を慰める。
我が家の決まりとして、怒ったあとはとことん甘やかす。
例え、それがどんなに悪いことだったとしても、最終的にそうさせたのは親の俺らだから。
階段に座って、亮平の背中をさするけど、涙目なのに全然泣こうとはしなくて、なんでだろ。
亮「ｯ...おやすみなさい」
目「え、夜ご飯は？」
亮「いらない」
目「お風呂入ったの？」
亮「あさでいい」
目「歯磨きは？」
亮「今日はいい、帰ってきてうがいしてる」
目「我慢しなくていいんだよ？」
亮「もう、うるさい！ほっといて！！パパたちにはわかんないんだよ！！俺らの気持ちなんか！分かりっこない！！」
ﾊﾞｼﾝｯ...
はぁ...、
わかってた。つもりだったんだな。
辰「パパ、」
目「あ、辰哉」
辰「着替えたらでいいから、ちょっとだけいい？」
目「うん」
着替えたあと、辰哉と、康二が入れてくれたコーヒーとココアを持って、ベランダへ。
辰「パパは、ママと結婚してよかったって思ってる？」
目「・・・当たり前だろ？」
辰「聞き方違うかった。俺らを産んでよかったって思う？」
目「え？」
辰「俺ら兄弟が必ず通る道。ママが男はおかしいって」
目「・・・」
辰「言われたらそりゃ悲しいし辛いけど、俺らのママとパパは一人しかいない」
目「辰哉」
辰「もしかしたら俺ら兄弟の中にママみたく赤ちゃん産めるかもしれないんでしょ？」
目「あ、康二が高２の頃生理来たって言ってたな」
辰「生理って、あの女子が月イチだかでなるやつ？」
目「うん。未だに康二は毎月来てるらしいけど」
辰「え、全然知らなかった」
目「その時期だけ、二階のトイレ使うらしいよ。バレないために」
辰「へぇ...」
目「ま、もし辰哉がなったとしたら康二にでも伝えなよ」
辰「え、パパじゃダメなの？」
目「いいけど、康二のが詳しいぞ？」
辰「だって、ママは末っ子組に人気じゃん」
目「たしかにな」
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まっちゃ(プロフ) - 淘蒼toaさん» コメントありがとうございます！頑張ります！ (2022年3月28日 11時) (
レス) id: b4d7e5aa89 (このIDを非表示/違反報告)
淘蒼toa - めっちゃ面白い、、、！めめこじの家族Ver,ですか！マジ好きです。投稿頑張ってください、応援してます！ (2022年3月28日 11時) (レス) @page9 id: 1316baeae3 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：まっちゃ
| 作成日時：2022年3月25日 16時
