サボるのはダメ ページ2
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電話は中学校から。
翔太が来てないけど涼太は来てると。
涼太に聞いても玄関で別れたって言われたらしい。
とりあえず、家を出たって言うのは伝え、見つけ次第折り返すと話し、電話を切って家を出る。
多分近所の公園なんやろうけど。
居そうなとこを探してると見覚えのある制服姿、背格好の男の子が歩いてくる。
向「翔太！」
翔「・・・ｷﾞｭｯ...ｸﾞｽｯ...ごめんなさいｯ...ｸﾞｽｯ...」
向「何回もサボるのはアカンって言うとるやろ？休むんやったらちゃんと電話せんと、先生も心配するんやで？お家、帰ろか。ほら、乗り？」
おんぶして家まで帰る。
周りからしたら、もう中学生なのにって思われるかもしれない。
けど、もう中学生なんやなくて、まだ中学生やねん。
学校行かなきゃあかんってわかっとるのに行きたくないってなる気持ち分からんくないよな。
家に帰ってきて、とりあえず学校に見つけたことと欠席という連絡をいれ、買い物に行きたいから着替えさせて、翔太とスーパーへ向かう。
向「お昼なに食べたい？」
翔「・・・」
向「翔太？なんでもいいんやで？」
翔「うどん、」
向「ええな。じゃあ肉うどん作ろか」
翔「ｺｸﾝｯ...」
お昼ご飯と夜ご飯の材料を買って、家に帰る。
買ってきたものを一旦冷蔵庫にしまい、翔太を向かい合うように膝に乗せる。
翔「・・・」
向「翔太、なんで学校サボったん？」
翔「・・・」
髪の毛を梳かすように撫でると、ギュッと抱きついてくる。
向「翔太？」
翔「ママが、、」
向「ん？」
翔「男なの、おかしいの、？」
向「・・・」
翔「しょうたはｯ...ママがｯ..おとこでもいいｯ..だけどｯ..みんなおかしいってｯ...ｸﾞｽｯ...」
向「ｷﾞｭｯ...ごめんな」
そうやんな。普通は、ママは女の人よな。
俺はたまたま、子供を産める体に生まれた。
誰にも言われへんかったこのことを蓮くんにだけはなぜか話してもうて、そしたら告白されて、結果7人の子宝に恵まれた。
翔「ママは、ｯ..しょうたたちのことｯ..うんでよかったっておもうｯ..？」
向「もちろん。みんなのこと産めてよかったって思うよ」
翔「そっかｯ...ｸﾞｽｯ..明日からはちゃんと学校行く。だから、ママ起きたらギューして？」
向「ええよ、たくさんしてあげる！」
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まっちゃ(プロフ) - 淘蒼toaさん» コメントありがとうございます！頑張ります！ (2022年3月28日 11時) (
レス) id: b4d7e5aa89 (このIDを非表示/違反報告)
淘蒼toa - めっちゃ面白い、、、！めめこじの家族Ver,ですか！マジ好きです。投稿頑張ってください、応援してます！ (2022年3月28日 11時) (レス) @page9 id: 1316baeae3 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：まっちゃ
| 作成日時：2022年3月25日 16時
