☆ ページ20
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《fukazawa》
急に散歩行こうって、あいつの考えることよくわかんないな。
深「阿部ちゃん、熱は？あ、下がったか。まぁ、油断はしちゃダメだから、体調悪くなったら帰っておいで」
阿《ふっかいかないの？》(ｺﾃﾝｯ)
深「うわ、あざと。まぁ、心奏に任せんのも心配だし、いいよ。一緒に行こう」
ニコッと笑う阿部ちゃんの頭を撫でてあげる。
着替えて、外で待つと正面から来る心奏。
「なんでお兄ちゃんもいんの」
深「いいだろ？べつに」
「・・・お兄ちゃん絶対途中で疲れたって言うじゃん」
深「言わねぇーよ」
阿《行こ？》
「うん」
阿部ちゃんは活動休止。
俺らはちょっと忙しくて阿部ちゃんの様子を気にしてられなくなった。
心奏に頼み込んだら、案外すんなりいいよって。
だから、お昼ご飯は一緒に食べてもらい、仕事のあとの15時から散歩して、帰ってきてダンスとかクイズとかいろいろやってるみたい。
深、ラ「ただいまぁー」
ラ「いないのかな」
深「そんなことないと思うけど」
リビングの電気をつけると、2人とも寝てて。
阿部ちゃんの肩にはブランケットがかかってて、心奏はかけてない。
ラ「これ、なんだろう」
深「ビラ？」
ラ「心奏ちゃん、倒れない？」
深「倒れそうだな」
2人の横には大量のチラシ。
そこに書いてあるのは塾設立って。
昼間は精神科、終わったら塾をやるんだって。
子どもたちのケアもするって。
「んｯ...んぅー！あ、おかえり」
深「ただいま、これどうすんの？」
「明日の散歩ついでにポストに入れる。」
深「ふぅーん。自分の体大事にしろよ」
「え？」
深「お前が倒れたらどうすんの？」
「そ、れは、」
その後阿部ちゃんは、毎日心奏と散歩をしていろいろな話をしてたらしく、１ヶ月後やっと完治しました。
Fin.
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作者名：抹茶
| 作成日時：2021年8月29日 6時
