＊koji〔ストレス、エゴサ、頑張りすぎ、我慢しすぎ〕 ページ5
・
《koji》
はぁ、俺ってちゃんとやれてるんかな。
振り覚え遅いからメンバーに迷惑かけてるよな。
SNSで『向井康二』って打つと続けて、
『うるさい』『ウザイ』『キモイ』『嫌い』など。
悪いことばかり目に付く。
気づけば、泣いてることもあるらしくて、
深「康二？大丈夫か？」
佐「ぎゅーする？」
向「うん、大丈夫。さっくん、ありがとう。でも、今はひとりなりたいから、ごめんなさい、」
自分の部屋に行って、ベランダへ。
向「はぁ、、」
ここから降りたら楽なれるんかな...。
阿「こぉーじー！」
ラ「あ！こぉーじくん！ただいまぁー！」
阿「ただいまぁー！」
向「おかえりー！」
はぁ、、俺上手く笑えたかな。
スマホを開いて検索欄に『向井康二』と打つと続けて出てくる『嫌い』の文字。
それを開けば、『加入組のくせに』とか『歌上手くないのになんでそんなパートあんの』とか『まじ向井康二嫌い』絵文字でたくさん親指を下にやっとるやつとか中指立ててるのとか。
そんなのばっかり。
ふっ、俺おらんくなっても誰も悲しまないやろ。
この日から手首に自分で傷を作るようになった。
・
《abe》
ある日から康二が笑わなくなった。
全く笑わないって訳では無いけど、心から笑ってるわけではなくて、作ってるって感じ。
甘えん坊な康二が誰かに甘えることなくなって、なにかに追い詰められたような顔をして、時折頬に涙が流れてる。
もう、そんな康二見たくないよ。
阿「こ、」
渡「なぁ、康二。なにがあった？」
先越された、
向「なんもないで？」
渡「なんもないなら、なんで俺らのこと避けてんの」
向「避けてへん。もう寝るな？」
渡「そうやってまた避けてる」
向「しょっぴーになにがわかるん！？」
渡「はぁ？」
向「しょっぴーに俺の気持ちなんか分かるわけないやろ！？加入組の俺の気持ちしょっぴーにはわからんやろ！！」
阿「康二！」
渡「おい！」
康二を追いかける。
向「ｯ...ぅｯ！」
え、いま、、
阿「康二！？翔太！救急車！！康二が！」
向「いいｯ...よばんといてｯ...」
阿「だめ！」
渡「は、？」
阿「早く電話！」
渡「え、あ、おう、」
康二、自分でお腹に大きめのカッターを刺した。
救急隊の人が来る前に意識をなくしちゃって、いまは手術中。
渡「俺、聞かなきゃ良かった、」
阿「いまさら、そんなこと言ったって遅いよ、」
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 250人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：抹茶
| 作成日時：2021年8月29日 6時
