【男子校】転校生と高身長と生徒会 (ページ1)

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＊カップル成立(一週間後) ページ1

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《康二》

ラウールと付き合うことになりました！

まさか、自分が男の子と、同性と付き合うなんて想像したこともなかったけど、性別なんか関係ないよな。

ラ「こうくん！」

向「ん？どうしたん？」

ラ「おはよう！」

向「ふふ、おはよう笑今日はえらい早起きやな？」

ラ「んふふ、おはようのチュー」

向「ﾁｭｯ...顔洗ってきた？」

ラ「ふへへ、まだぁ」

向「洗っておいで」

ラ「はぁーい」

だいぶこの家にも慣れてきたんよな。

今日は土曜日やのに学校。

午前中だけやけどな。

ラ「学校めんどくさい」

向「そんな事言わないの。らうるがちゃんと学校行かへんと留年して離れ離れなってまうで？」

ラ「え、ヤダ！行く！」

向「ふふ、朝ごはんできたから食べよ」

ラ「うん！」

朝ごはん食べたあとは並んで歯を磨いて、支度をする。

ラ「康二くん」

向「ん？」

ラ「ﾁｭｯ..」

向「え、」

ラ「行ってきますのちゅーしたの」

向「じゃあ、ﾁｭｯ...」

ラ「んぇ、」

向「行ってきますのちゅーやで。ほら、遅刻するからはよ行こな」

ラ「うんっ！」

駅までは手を繋いで歩く。

ラ「んふふ」

向「どうしたん？」

ラ「んーん笑」

向「そう？」

ラ「うん！」

来た電車に乗る。

朝だから、混んでる。

ここから3駅だからなるべく入口近くに立つ。

ラ「んｯ...」

向「ラウ？」

後ろを向くとおっさんがラウールのおしりを触ってる。

そのおっさんの手を掴む。

向「おっさん痴漢やめろ。キモイ。」

ｵｯｻﾝ「は？」

向「大きくされたくないなら、黙って着いてこい」

ラ「ぼくは、？」

向「らうるもおいで？」

ラ「ｺｸﾝｯ...」

おっさんを引きずって係員の人に痴漢ってことを話せば警備員の人がすぐに来た。

全てを話せばあとは警備員の人がやってくれるって。

宮「康二！」

渡「ラウール！」

ラ「ｸﾞｽｯ..」

向「らうる、もう大丈夫やで」

ラ「んｯ...」

渡「朝からどうした？」

向「痴漢にあってもうてな。いま警備員さんに話したとこやねん」

宮「痴漢、翔太もあるよ」

ラ「え、」

渡「高一の頃な」

ラ「ｸﾞｽｯ...」

渡「大丈夫。そんな泣いたら目腫れるぞ」

ラ「んｯ...」

舘先輩がハンカチでラウールの目を拭いてあげた。

学校には遅刻やったけど、理由話せば遅刻つけないって。よかった。