幸せにできる？ ページ43
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樹「師匠」
肩を叩かれ、そちらを向けば
真剣な顔をした 樹
樹「師匠、師匠は本当にAちゃんのこと、幸せにできるんすか？するつもりはあるんすか？」
「……は？そんなんあるに決まってんだろ」
樹「……Aちゃん、師匠ともなかなか連絡とれないし、相手の女優との噂もあるの気にして。スゲー辛そうな顔して。俺のこと頼ってくれたんす。」
「は……た、頼ったって、なんだよ……」
樹「そのままの意味っすけど。寂しさの埋め合わせ」
さみしさの 埋め合わせ……？
思わず掴みかかりそうな 気持ちを抑え
「……それは本当にAが？」
樹「そっすよ。……でも」
「でも……？」
樹「辛くても、寂しくても、俺の方が近くにいても、遠くにいる師匠に勝てなかった。」
俯く樹 いつの間にか みんなは居なくて
Aは部屋にいるようで
樹「師匠じゃなきゃダメだって。師匠が好きだって。」
「っ、樹……」
樹「……同情は無しっす。俺、本気でした。本気で好きでした。近くにいるためならなんでもしたいって思った。だけどそれは俺だけだった」
樹「幸せにしなかったら、バカレアの時みたいに。いや、それ以上にボコるんで。」
顔をあげ、真っ直ぐに俺を見る
樹「幸せに してあげてくださいね。師匠」
微笑み、軽く俺に肩パンすると
こちらの声も聞かず 樹は足早に帰っていった
しあわせ、に……か
さすがに気になったのか 扉を開け
『たつやくん…？どうしたの？みんな帰った？』
ひょこっと顔を出す A
急に失うのが怖くなって
玄関の扉を閉めるなり 強く抱き締めた
「っ、ねえ、俺と……俺と一緒に住もう……」
なんの考えもなしに 咄嗟に出た言葉だった
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juritanaka0615s(プロフ) - だてこーんさん» いつか書いてください！期待してます！ (2020年5月9日 23時) (
レス) id: 7af72a8caf (このIDを非表示/違反報告)
だてこーん(プロフ) - juritanaka0615sさん» いつになったら埋まるのやら笑僕はあーるじゅうはちはかけないかんな！わら (2020年5月9日 23時) (レス) id: c60c1f829e (このIDを非表示/違反報告)
juritanaka0615s(プロフ) - だてこーんさん» 私の欲求不満埋めてくださいぃぃぃ！笑笑 (2020年5月9日 23時) (レス) id: 7af72a8caf (このIDを非表示/違反報告)
だてこーん(プロフ) - juritanaka0615sさん» きゃー！ありがとうございますぅぅ！ほんと、欲求不満すぎるみたいですぅ(おまえやwww) (2020年5月9日 23時) (レス) id: c60c1f829e (このIDを非表示/違反報告)
juritanaka0615s(プロフ) - 主人公の女の子罪深すぎて最高です！頑張ってください！ (2020年5月9日 22時) (レス) id: 0da6b13388 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：だてこーん | 作成日時：2020年3月3日 6時
