こうじくんとれんくん ページ6
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《蓮くんside》
康二くん、絶対大丈夫じゃないのに大丈夫って。
全然眠れなくて、康二くんの背中を見つめていると、
康「ｸﾞｽｯ...」
蓮「こうじくん？」
康「ｸﾞｽｯ...」
泣いてるの？
そっと近づいて顔を覗くと、寝てるっぽい。
こうゆうのってお兄たちに言った方がいいのかな。
大介くんなら起きてるかな...。
大介くんの部屋に行くと、アニメに夢中。
蓮「大介くん」
大「え、蓮！？なんでこんな時間まで起きてんの？」
蓮「康二くんが寝ながら泣いてる」
大「えぇ！？」
部屋に戻って、康二くんを抱っこする大介くん。
大「あちゃ、熱高いな。蓮、リビングから体温計と冷えピタ冷蔵庫にあるから持ってきてくれる？」
蓮「分かった！」
冷えピタと体温計、それからほかに必要そうなものを持って戻る。
大「ありがとう」
39.0超えてるだから夜間の病院に連れていくって。
俺は全然眠れないから、大介くんからなにか連絡来るかもしれないと思って、スマホを握りしめる。
大「蓮、起きて？朝だよ」
蓮「んんｯ...」
大「おはよう、朝ごはんできたって」
蓮「こ、康二くんは！？」
大「辰哉の部屋にいるよ」
蓮「・・・」
大「っしょ...蓮、心配してずっと待っててくれたんだよね」
蓮「ｷﾞｭｯ...」
大「学校頑張っておいで？」
蓮「いやｯ...こうじくんといるｯ...」
大「それ、康二は喜ぶのかな？」
蓮「え、」
大「たしかに、康二は蓮が心配してくれたことは喜ぶと思うよ？けど、俺のために休んでくれたってよりも俺のせいで休んだって思っちゃうんじゃないかな？」
蓮「でもｯ...」
大「今日は俺も辰哉も仕事休みで家にいるから、学校でつらくなったら早退したらいいよ。とりあえずはちゃんと学校に行っておいで」
蓮「ｷﾞｭｯ...ｸﾞｽｯ...」
大「なんで蓮が泣くの笑」
蓮「だってｯ...」
大「康二はしばらく出停だし、家にいて兄ちゃんたちも誰かしら休みで家にいるから大丈夫。蓮が学校休む必要はないんだよ？」
蓮「ぅぅ...」
大「今日は途中まで送ってあげるから」
蓮「ｺｸﾝｯ...」
大「よし！じゃあ、朝ごはん食べに行こ！」
蓮「わ、大介くん大丈夫なの、？」
大「へ、、き、」
俺の方が少しだけ背が高いのに、、
照「え、だい兄絶対腰やるからやめな？っしょ...」
蓮「・・・、」
照「仕事の前に送ってあげようか？」
蓮「大介くんが、送ってくれるって、」
照「休みなのにわざわざ？」
大「いや、ね？」
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作者名：まっちゃ
| 作成日時：2022年5月21日 7時
