推しの隣じゃなくて (ページ2)

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『今日元から照と波奈と近況報告って言うか……まあ、Aが喜ぶこと計画しようと思ってて。』

辰哉の隣に座り、ポツポツと話し出す3人。

『そそ。Aちゃんはダブルデートが夢なんでしょ？』

『計画してたんだよね。』

「えーー！！！！えっえっ、」

喜びのあまり声が出ない。

私が思っている通りの反応をしたのか、ニヤニヤと喜ぶ3人。

めちゃくちゃ可愛い、誰かカメラに収めてくれ……

『んで、俺らの中で固まったのは温泉か水族館かな～って。』

『水族館は私が行きたいってのがちょっとあって、』

そう言ってちょっと恥ずかしそうにするふらら。

「水族館！！！」

『言うと思った』

私の反応を見て吹き出す岩本くん。

まあ強火ふらら担なんで推しの言うこと叶えたいですよね、

彼氏なら分かるよね？

『じゃあ水族館で。決まりね？』

決まれば普段のお話とかを聞かせてもらった。

ご飯食べて、飲んで、面白くて笑って。

なんか今日有意義な金曜日過ごせてない？

楽しすぎたのか、お酒が回るのは早かった。

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『Aちゃ～ん。起きて？』

ぽんぽん、と肩を叩かれれば目の前には辰哉。

「目の前狭……」

『おい！俺の顔でかくねぇよ！』

私の言ったことに笑ういわふら。

てか、もう0時過ぎて、

「えっ終電」

『いーよいーよ、泊まっていきな？てかいわふらも泊まる予定だったし。』

「ふららとお泊まり会？！」

『うーん俺は？』

「ふららと一緒に寝れる？！」

『だーめ、俺が波奈と寝るの。Aちゃんはふっかで我慢』

そう言ってふららの肩を抱く岩本くんはイケメンだ。

『じゃあAちゃん一緒にお風呂入ろ？？』

「え！！！！！入る……！！」

ふららからのお誘い。

乗らないわけに行かない！！

眠かったのに一気に目は覚め、るんるんで辰哉の家に置いてる服や下着を取りに行った。

(……夜盛り上がんなよお前ら)

(まさか。キスぐらいはするかも。てかふっかこそAちゃん襲わないでよ？)

(……無理かな！わら)

(……私がAちゃんと寝るからそこ2人で寝てね)

(なんでだよ！！わら)