推しの隣にいないでください

ずっと隣にいて ページ39

『ってことがあって。Aがいたらいいなってすっごく思ったんだよね〜』




ソファで隣に座りながら、今日報告したことを報告してくる辰哉。




私も橋本に言えば抱きつかれながら祝福された。




橋本が自分のことのように喜んでくれたの嬉しかったなあ、




「なにそれ、スノだけでも楽しそうなのに贅沢、」





そう言って辰哉の頬をつん、とつつけばその指をぐりぐり、と逆に自分からしてきて。



かあいいなこの人、と思いながら指を離せば手首をぐい、と掴まれそのまま辰哉の胸の中にダイブ。




『俺ね？ほんとにAがだいすきなの、』




「んふふ、ありがとう。私も辰哉がだいすきだよ、」




『だからさ、ず〜っと隣にいてほしい、



許せないくらいの喧嘩をしても、お互いが嫌になっても。




俺はAに嫌われても別れたいって言われても今更離す気ないからね、』





そう言えばおでこにちゅ、とキスを落として。





こんな甘いセリフ、貰っちゃってドキドキしちゃう、





「私も、辰哉とずっと一緒がいいよ、」





ぎゅ、と抱き締めれば辰哉の手は腰に行き、引き寄せられて撫でられる。





少し擽ったくて身を捩らせれば、ふは、と笑う声。





『ほんとかあわいい、』




へにゃへにゃの笑顔で見てくるこの人。





こんな甘々な辰哉にしたのは誰？






はあ、私か、





顔を上げればへにゃへにゃの笑顔の辰哉と目が合う。





そして、どちらからともなく、ちゅ、とキスをして。





『………しよっか？』






静かにこく、と頷けば私をそのまま持ち上げて寝室に移動する。





よくこういう時重いから！って抵抗する人いるけど、




抵抗して落ちる方が怖いからしっかりと掴まる。




思ってる以上に力が入っていたのか、辰哉が笑いながら




『落とさないって』




と私を持ち上げ直した。




落とさないって分かってるけど、ちょっと怖いんだよね、細いから





まあ、そんなこと言うと酷くなるので言わないにしときましょう、





余裕だね？なんて笑う辰哉が出てきちゃうから。





・


・


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『あ゛〜腰痛い、』





後処理も終わってごろん、と私の隣に寝転ぶ辰哉。




いや腰痛い言うても激しくするのは辰哉だし私もしんどい、、、




「腰痛いなら優しくしてよ、私もしんどい」




『だぁむりむり、好きな子抱いてんのに優しくできるか？』



ほんとそういうとこ。リアコってこういうとこなんだね、すき

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