【9人兄弟】深澤家の日常 (ページ4)

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☆亮ちゃんのお熱ページ4

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〔涼太〕

亮平が熱を出した。

しかもまぁまぁ高くてつらそう。

辰哉兄さんが離れると泣いちゃうぐらい。

翔「りょーた、はい」

涼「あ、ありがとう」

翔「ん、亮平兄貴いないと無理な感じ？」

涼「うん、ひとりが嫌なのかもしれないけど」

翔「珍しいよな。亮平がって」

涼「昔はしょっちゅうだったけどね」

・

〔翔太〕

兄貴は仕事に行かないとだから俺が兄貴の代わりに亮平の横にいることに。

亮「しょ、たに、？」

翔「うん、兄貴仕事行ったから」

亮「そ、か..ｹﾎｹﾎｯ..ｹﾞﾎｹﾞﾎｯ...」

翔「体起こせる？」

寄りかからせて背中をさする。

ペットボトルの水にストローをさして飲ませる。

翔「熱はかるか」

測ると38.7

上がってんな。

冷えピタを貼り替えて、背中をトントン。

翔「大丈夫。泣いたら余計苦しくなるぞ」

亮「きついｯ...ｸﾞｽｯ..」

翔「ん、キツイな？」

胸元を摩ってやる。

亮「だっこｯ...」

翔「ん、」

いつも真都とかを寝かしつけるときにしてたように膝に乗せて背中をトントン。

しばらく続けてると急にグッと重くなる。

20歳なったとはいえまだまだ子供っぽさが残る亮平。

進級と同時に染めた髪の毛はだいぶ伸びてきてて根元は黒くなってきてる。

翔「今度染めに行こうな」

バイト代をほぼ家に入れてるから自分から美容室には行かないし、近所にあるわけでもないから誰かが行かない限りは行くことないよな。