__ Vanishing Over (ページ14)

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みなさんはとても暖かく迎え入れて下さって

全員のLINEのグループもちゃっかりできた。

少し緊張してたけど、あっという間にみんなの空気に飲まれていって

むしろ楽しいなって感じてる自分がいた。

ラ「Aちゃん、これに合う髪型ってどんなのだと思う？」
『んー、首元詰まってるから前髪上げた方が重く見えなさそう！』
ラ「じゃあ今度セットして！そんで一緒に遊びに行こ？」
宮「ラウール、そんなにAちゃんにベッタリしてないでこっちおいで。」

今はソファでラウールくんに腕を組まれ、くっつかれている。

ラ「えー、やだやだやだ！」
岩「離れないと、今日タピオカ買ってやんねぇぞ！」

そう言われると、子犬みたいに目をうるうるさせて

ラ「Aちゃんまた後でね…！」

なんて寂しそうに言うから

可愛いなぁってほんとに思って

この最年少強すぎるとも同時に思ったりした。

そんな余韻に浸ってれば

渡「…ちょっと来い。」

と、一言ぼそっと呟かれた

あーこれはなんか言われるやつだ。

少し周りを見わたして

賑わってる楽屋からみんなにバレないように

そっと抜け出した。