おれがｯ... ページ5
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《佐久間くんside》
俺がちゃんと道を覚えていれば、康二に怖い思いさせることも、ふっかに探してもらうこともなかったのに。
俺がｯ...。
鼻の奥がツンっとして、頬を伝う水滴。
佐「なにやってんだろｯ...」
無理に止めずにそのまま泣いてると、廊下から楽しそうな声がする。
康「えんえん？」
阿「かな？さっくんじゃなくてあべちゃんと寝ない？」
康「ん！あぇちゃ、とねぇね！」
阿「ふふ、ありがとう」
あぁ、康二にも阿部ちゃんにも気使わせてるじゃん。
俺ってこんなことで泣くくらい弱かったっけ..？
また、泣いた。
きっとメンバーに見られたら引かれるくらい、たくさん泣いた。
ふっかが廊下にいることに気づかずに。
・
《深澤くんside》
佐久間の部屋に来たはいいけど、思ってたよりも泣いてて、邪魔しちゃまずいかなって思ってしばらく待ったけど今はそっとしておこうと思ってリビングに戻る。
和室ではなかよくお昼寝中。
阿部ちゃんも普通に寝とるやん笑
暗くなり始めた頃。
俺もいつの間にか寝ちゃってたらしくて、肩にブランケットがかけられてるから、誰か帰ってきてるんだ。
もうさすがに泣き止んでるだろうと思って、佐久間の部屋へ。
佐久間は寝ちゃってて、目元や頬には涙のあとが。
深「たくさん泣いたんだね」
佐久間のピンクのふわふわな髪の毛を梳かすように撫でてやると、
佐「んぅ...」
擦り寄ってくる。
深「ふふ、甘えたさん笑」
口がどんどんへの字に。
深「どしたー？」
佐「ｯ...ごめんなさいｯ、、ｸﾞｽｯ...お、れがｯ..おれがｯ..わるいのぉｯ..ｸﾞｽｯ...」
目は閉じたまま、割とはっきり喋る佐久間。
佐「ごめんなさいぃｯ...」
深「佐久間、起きて。大丈夫だよ？誰も怒ってないから。ね？」
佐「んｯ..ふかｯ...ふかぁｯ..！ｷﾞｭｯ...ｸﾞｽｯ..ぅぅぅぅ...こわかったぁぁｯ..うぁぁぁぁんｯ...」
深「ん、大丈夫大丈夫。もう大丈夫だよ。怖かったね。ふっかここにいるよ？」
佐「ぅぅぅぅｯ...」
子どもみたいに泣きじゃくる佐久間。
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スノ姫 - あらら…阿部ちゃん、可哀相に…悪口言ったり、虐めしたり、そんな意地悪なスタッフも居るもんだね…私なら即大声で叫んで、別のスタッフ達を呼び助けてもらうか、すぐ副社長の元に言いに行ってくると思うね。続き待ってます。 (2022年3月6日 23時) (
レス) @page12 id: 61c754dd4c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：まっちゃ
| 作成日時：2022年3月1日 23時
