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・
〔Shota side〕
はぁ‥‥。
仕事行きたくねぇ‥‥。
んー、、
涼太「翔太？遅れるよ？」
翔太「わぁてる」
涼太「ん、」
ﾊﾞｼﾝｯ‥‥
はぁ‥‥
兄貴もう仕事始めてんのかな‥‥
prrr‥‥prrr‥‥prr‥‥
辰哉『もしもし？』
翔太「‥‥兄貴」
辰哉『んー？』
翔太「忙しいのにごめん」
辰哉『大丈夫。どうしたの？』
翔太「‥‥仕事、行きたくない、」
辰哉『でも、急に休めるようなとこじゃないだろ？』
翔太「そうなんだけど‥‥」
辰哉『‥‥辞めたいの？』
翔太「へ、あ、いや、？」
辰哉『定期的に行きたくないって言ってるし』
翔太「‥‥それは、」
辰哉『俺んとこ来れば？』
翔太「へ？」
辰哉『実はさ、2人辞めちゃって人足りてないからさ』
翔太「‥‥」
辰哉『給料普通に出すし。な？』
翔太「うん、今日行って辞めること相談してくる」
辰哉『ん、もしあれなら帰りおいで？』
翔太「わかった」
今日は遅刻した挙句、辞めたいなんて言ったら、もう来なくていいって。
だから、ありがとうございましたって言って制服を置いて店を出て兄貴のとこに向かう。
はぁ‥‥
辰哉「いら、翔太か」
翔太「ん、」
辰哉「空いてるとこいいよ」
叔母様「弟くん？」
辰哉「はい、そのうちここで働くと思うんでよろしくお願いします」
なんの紹介だよ。
叔母様「いつもたっちゃんには良くしてもらっててね」
叔母様「そうそう、この間もなんだっけ？あの」
辰哉「スコーンですかね？」
叔母様「そうスコーンをね、くれたのよ」
翔太「そうなんだ、」
俺がキョドってんのに気づいたのか兄貴に手引かれて席に着く。
辰哉「なに飲む？」
翔太「んー、」
辰哉「今回は俺の奢りだから好きなの選びな」
翔太「じゃあこれとこれ」
辰哉「ん、あ、もう少ししたら亮平来ると思う」
翔太「隣だっけ？」
辰哉「うん。勉強するって言ってたから」
翔太「そう」
辰哉「あ、そうだ。裏に回ってきてくれる？」
翔太「裏？」
辰哉「制服の採寸しないとだろ？」
翔太「あぁ、わかった」
辰哉「荷物持ってきてな」
翔太「うん」
辰哉「ん、」
裏に回ると向かいのドアから亮平が。
亮平「あれ、しょう兄仕事は？」
翔太「‥‥‥」
ｶﾞﾁｬｯ‥‥
辰哉「あ、亮平」
亮平「たつ兄」
辰哉「いつもの席翔太の水置いてきちゃったからそこの横にずらして使って」
亮平「わかった」
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作者名：未来
| 作成日時：2020年9月22日 11時
