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〔Shota side〕
お腹痛いｯ‥‥
どれだけトイレ籠ってんだろ。
辰哉「大丈夫？」
翔太「んｯ‥‥」
出る物なんてもうないのにずっとチクチクしてる。
父「翔太くん、開けてくれる？」
医者なんだよね。なんかわかるのかな‥‥
開けたら入ってきた。
当たり前か。
父「下ってるね。吐きそうとかある？」
翔太「吐かないけど気持ち悪い‥」
父「まだ出る？」
翔太「んーん、」
父「じゃあ、拭いて出ておいで？」
翔太「ね、」
父「ん？」
翔太「‥‥なんでもない、」
父「そう？じゃあ待ってるね」
ｶﾞﾁｬｯﾊﾞｼﾝｯ‥‥
トイレから出たら辰哉がいた。
辰哉「和室で待ってるって。なんか、話あるって」
翔太「話？」
辰哉「うん。」
和室に行くと、隣に座るように言われた。
父「体調悪いのにごめんね？ちょっと聞きたいことあって」
翔太「うん」
父「簡単に答えてくれればいいんだけど、仕事ヤダとか辞めたいとか思ってる？」
翔太「‥‥‥」
父「無理する必要ないと思うよ？」
翔太「‥‥」
父「俺が言っても無駄か。」
翔太「ちがうｯ‥‥むだじゃないｯ‥‥でもｯ‥やめたあとどうしたらいいのｯ‥‥」
父「そうだなぁ、俺の病院の事務作業やる？」
翔太「え、俺の病院？」
父「うん。俺一応自分の病院持ってんの。」
翔太「‥‥やば、」
父「ここから歩いて15分ぐらいだから考えてみて？人足りなくてさ」
翔太「考えてみる」
父「うん。俺も良さそうなとこ探してみるよ」
翔太「ありがとう」
父「さっきより顔色良くなったじゃん。」
翔太「さっきよりダルくない」
父「まぁ、病院では検査しただけでなにもしてないけど。」
翔太「あ、俺なんかの病気とかだったの？」
父「ううん。検査したのには引っかかってないからストレス性だから、無理しない程度に仕事行きな？」
翔太「うん」
意外と話しやすいしいい人じゃん。
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作者名：未来
| 作成日時：2020年9月22日 11時
