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〔Daisuke side〕
はぁ‥なにやってんだろ‥‥。
仕事で上手くいかなかったからって、翔太に、弟に当たったらダメだよね。
わかってんのになにやってんだろ。
どれだけ経ったんだろ。
亮平と照が部屋に戻ってきてしばらくして涼太も戻ってきて。
もうそんな時間なんだなんて思うけど、なんとなく部屋に戻る気になれなくてぼーっと外を眺める。
勝手に出る涙には気付かないふりをする。
それからまたしばらくして足音が。
もうこの階に来る人いなくない？
そして、足音が近づいてきて近くで止まってしゃがんで頭に手が乗る。
この手‥‥
大介「たつ、？」
辰哉「ん、こんなとこいたら涼しいだろ。窓も開いてんのに」
大介「たつｯ‥」
辰哉「ん？」
大介「ｯ‥‥」
辰哉「なんだよ笑ほら、来いよ」
大介「ｷﾞｭｯ‥ｸﾞｽｯ‥‥」
辰哉「ん、康二が翔太のことビンタした」
大介「え、ﾋｯｸ‥‥」
辰哉「2人ともギューして謝って仲直りしたよ。それに、翔太がちゃんと2人を仲直りさせた。」
大介「そっか‥‥俺も翔太に謝らなきゃ‥ｸﾞｽｯ‥‥」
辰哉「大介にしては今回やられてんな」
大介「え？」
辰哉「なんかあった？」
大介「べつに、」
辰哉「隠すの下手だな笑」
大介「うっさい‥」
辰哉「人が心配してやってんのによ。それはひどくね？」
大介「べつに頼んでない。それに、、」
辰哉に話したって解決することじゃないから‥‥
なんて言っちゃいけない気がする。
大介「話したって、俺が変わらないと行けないから。辰哉くん話しても解決できないから、」
辰哉「そうだよな。お前と俺じゃ全然違うもんな。風邪ひくなよ」
もう、やだ‥‥。
せっかく落ち着いた涙がまた出てきて床に落ちる。
叫びたい、けどこんな真夜中に叫べない。
自分の部屋から枕持ってきてそこに叫ぶ。
大介「うぁぁぁぁぁ！」
明日、仕事サボろっかな‥‥
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作者名：未来
| 作成日時：2020年9月22日 11時
