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翔「おれは別れ話なら聞かないって言った」
震える翔太の声。
うん、分かってる。分かってるよ。
でもね、翔太？
『それは、、長年自分の手元にあったものが
自分の傍から無くなる感覚と一緒だよ。
翔太が今あたしに抱いてるのは恋じゃないの』
翔「なんで、お前にそんなことが分かるんだよ。
おれの気持ちはおれが一番わかってる！！
しかも、今回は状況が状況だったじゃんか！」
『うん、でもよく考えてよ。
今回のことは別として、ほとんどの休日をあの子と過ごして
挙句にはベロンベロンになって帰ってきて
翔太は意識してなくても、翔太の気持ちはあの子に間違いなく動いてた。
あの子からの通知が来る度、すぐ携帯見て
誘われたらすぐ家出てって
そんなこと好きな人じゃないと出来ないよ』
翔「っ…」
図星を突かれまくって、押し黙る翔太。
『それが、答えなんだよ。
翔太は今中山さんに恋してるんだよ。
あたしは、翔太に幸せになって欲しい。
だから、、だから一度、サヨナラしよう？』
翔「…やだ。…っ絶対嫌だ！」
手放すまいと翔太に引き寄せられる。
いつもならこうなると手をつけられないけど
…ごめんね、翔太。
今回は、私のわがままを聞いて欲しい。
『今日、あたしのお願いなんでも聞いてくれるんだよね？
だから、お願い。
あたしの気持ちが、、もう限界なの』
翔太が首を振る度、涙があたしの首元に流れ
あたしの涙もまた翔太のシャツに吸い込まれる。
話す度、腕の力が強くなる。
その腕に抱き締められるのが大好きだった。
『あたし、翔太とは綺麗に終わりたい。
大好きだからこそ綺麗な思い出として、しまっておきたいの。
翔太、これがほんとに最後のお願いだから
聞いて…？』
翔「…いつ、出てっちゃうの」
『まだ、物件探さなきゃいけないし、引き継ぎもしなきゃだから月末まではいる予定かな』
翔「…誕生日、、。それで最後にするからそれまではまだ一緒にいてよ。
おれからの最後のお願いも聞いて…？」
覚えて…たんだ…。
すっかり忘れてると思ってた。
ああ、、それだけでもう幸せだ。
『うん、、あと2週間。
よろしくね』
翔太との終わりを告げるカウントダウンが
いま、始まる。
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星(プロフ) - あみさん» お返事遅くなり、申し訳ないです。そんな、初めてのコメントを私なんぞの作品にしていただき、凄く嬉しいです。ありがとうございます！これからもどうぞよろしくお願い致します！ (2020年5月27日 23時) (
レス) id: 0ba7aea0fa (このIDを非表示/違反報告)
星(プロフ) - りささん» お返事遅くなり、申し訳ないです。コメントありがとうございます！そんなこと言っていただけて、本当に幸せです。これからもどうぞよろしくお願い致します！ (2020年5月27日 22時) (レス) id: 0ba7aea0fa (このIDを非表示/違反報告)
あみ(プロフ) - 大好きな作品です！切ない気持ちになりながら読みました。感想書いたの初めてです！続き読んできます。応援してるので、頑張って下さい！ (2020年5月25日 19時) (レス) id: f39d8d3d6f (このIDを非表示/違反報告)
りさ(プロフ) - はじめまして！初めて妄想でこんなに泣きました（ ; ; ）応援してます。今すぐ続編読んできます。この作品に出会えて幸せです（ ; ; ） (2020年5月25日 18時) (レス) id: 92e83ae684 (このIDを非表示/違反報告)
やまだ(プロフ) - こんなにも涙が止まらない作品は初めてでした。第二章もとても楽しみにしています。がんばってください (2020年5月24日 17時) (レス) id: 14cf196ee8 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：星
| 作成日時：2020年5月12日 0時
