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宮 「Aちゃん。…もう仕事は大分慣れた？」
あ 「はい！おかげさまで…」
渚 「なんだかんだAちゃんが来て、2週間経つんだもんね〜。早いなぁ」
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何も知らずにここへやって来て
最初はどうなることかと思ったけどなんとかやっていけてる。
もう2週間経つだなんて確かに早い。
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他愛もない話を繰り広げる中で
宮舘さんがあ！と突然声を上げた。
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宮 「そういえば…
一昨日佐藤さん誕生日だったでしょ？はい、コレ」
渚 「えっ、覚えててくれたんですか？」
宮 「もちろん一人一人の誕生日は覚えているから」
渚 「ありがとうございます…！すっごい嬉しい！」
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赤い包みに包まれたお洒落な箱。
なんでも周りの人の誕生日は全てスケジュール帳に記載して、把握しているらしい。
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阿 「さすが、舘様」
あ 「舘様…？」
そんな呼び方初めて聞いたから思わず吹き出しそうに。
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阿 「なんかこう舘さんって独特の空気感持っているでしょ？高貴でロイヤルな。だから影でそう呼んでる人多いんだよ」
渚 「そうそう」
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宮舘さんが舘様か…
確かに彼にピッタリなあだ名かもしれない。
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宮 「ふは。俺裏でそんな風に呼ばれてるの？初耳なんだけど」
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舘様、いや…宮舘さんが困ったように微笑む。
やっぱりその雰囲気はまるで高貴でロイヤル。
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なんというか薔薇がすっごく似合いそうな…
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宮 「そうだ！Aちゃんの誕生日も教えて？覚えておくから」
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彼がスケジュール帳を懐から取り出した。
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あ 「あっ、はい。…一応明明後日です、」
宮 「えっ、明明後日？」
あ 「私も聞かれて今思い出しました…」
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完全に忘れてた。
歳を重ねていくと誕生日を忘れかけるって本当にあるあるだと思う。
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宮 「今、聞いといてよかった〜。了解」
渚 「私も覚えとくね！誕生日近かったんだね！」
あ 「そうですねっ！」
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毎年自分の誕生日なんて特に何にもなくつまみを口にしながらお酒を飲んで終わる。
でも、それがいい誕生日の締めくくりだったりして。
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もう、26歳かぁ。早いなぁ…
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阿 「…」
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ふと亮平の方に視線をやると
目の前のおかずに箸をつけ口にしていた。
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みきぽん(プロフ) - い、飲酒運転…？？そこだけは現実味ないかも、でも話の内容に引き込まれる！✨ (2021年11月1日 18時) (
レス) @page22 id: 6c9a88d371 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：くろーばー。
| 作成日時：2020年12月14日 10時
