君の過失、愛の喪失。３

92.返信がない ページ2

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ずっと気になってる事がある。
仕事をやめて色々な人から連絡があった。
蓮とも普通になった今、連絡をくれた人には辞めたって伝えて。
たまに連絡するぐらいなのに…

…翔太…翔太だけ返信がない。

最後のメッセージは辞めたってマジ？っていう何とも翔太らしいメッセージ。
メッセージじゃ伝わらないと思ったから一応私は友達だって思ってたから電話を掛けたけど出なかった。



また、電話を掛けてみたけど出なくて。聞こえるのは機械音。
蓮に聞いても知らないの一点張りだし。

「あ、だてさんに聞いてみよ」

あの人、翔太とも顔見知りだしあの街の事詳しいから何か教えてくれるんじゃないかなと思い電話を掛けた。



『あ、もしもし』
『もしもし、A、どした？』
『ごめんね、突然』

『ううん、なんかあった？』

相変わらず優しいだてさん。いつも私が電話するとなにかあった？って優しく聞いてくれるんだ。

『だてさんさー何か翔太の事知ってる？』
『翔太？知らないけど。』
『そっかぁ、全然連絡つかないんだよね。』
『普通に出勤はしてると思うけど…』

『んー！分かった！店に顔出てみる！ありがと！』

『お役に立てずにごめんね。あ、一つだけ知ってる事あるよ。』

『ん？』
『ユメって居たじゃん？ユメと翔太付き合ってるっていう噂』
『マジ？』
『噂だけどね。』

ビックリしすぎて携帯を落としそうになったけどだてさんにお礼を言って電話を切った。


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