３Ｂ × ＡＢ = ？【ab受け短編集】 (ページ3)

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「ん、…っふ…ぁ、」

「、は…っ」

最初は軽く触れ合うようなキスをしていたのに、

どんどん深く求め合うようなキスになっていく。

いつの間にか俺の首に腕を回して求めてくる

阿部ちゃんの舌先にチュッと吸い付くと、可愛い声が響いた。

息が辛くなったのか、トントンと軽く胸を押され唇が離れる。

「ん、…大丈夫？」

「ぅ、むり…力、はぃんない…」

もたれ掛かってくる阿部ちゃんを支えるように抱きしめる。

朝からちょっとやりすぎちゃったかな。

まぁ、あんなこと言ってきたお返しだと思って許してほしい。

なんて心の中で言い訳してふわふわな髪の毛をまた撫でる。

「そんなに気持ちよかった？」

「は、べつにそんなんじゃないし」

年上の意地なのか気持ちいいと認めない阿部ちゃんは

頭をグリグリと胸に押し付けてきた。

そんな行動してもかわいいだけなんだけどな。

「ねえ、顔見せてよ」

「んーーーやだ」

「ふふかわいいね」

「かわいくない」

「いやかわいい」

可愛い言い合いをしてふわふわとした時間が流れる。

今日はこのままずっとベッドにいてもいいかも、なんて

押しつけていた頭を上げて

こっちを見てきた阿部ちゃんにまたキスを落とす。

「おはよう阿部ちゃん」

「おはよ、蓮。」

俺だけのかわいいうさぎさんに

もう一度キスを落とした。

end .

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