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「……悪いけど、俺あんま目黒のこと知らないし……
好きになってくれた？のは嬉しいけど。付き合うのはできない。ごめん。」
そういうと分かりやすく落ち込む目黒。
逆に「はい。」って言って貰えると思っていたのだろうか。
落ち込む目黒にどうしていいのかわからずなにか話しかけようかと思った時。急に目黒が意識を取り戻したように背筋を伸ばした。
「あの、もちろんすぐに好きになってもらえるなんて思ってないんで。
もし良かったら、友達になってほしいです。」
告白してきた時と同じように、深くお辞儀をする目黒。
正直告白してきて振った相手なのにお友達って言うのがよく分からないけど、
別に悪そうな奴でもないし……
「うん…？別にいいよ」
「よっしゃ。」
そう言って小さくガッツポーズする目黒。
なんだか反応が想像してた目黒と違って面白い。
思わず目黒を見て笑ってしまう。
すると目黒がまた真剣な顔になってこっちを見てきた
「笑ってる先輩やっぱかわいいっす」
「え？」
「もしかして先輩笑うとめちゃくちゃ可愛いの自覚してないっすか？」
「そ…うなの？」
「はい、もう守りたくなるぐらいかわいいし、そこに惚れました。」
惚れましたって……
どストレートに褒めてくる目黒。
こういうところがモテるんだろうな…
なんて、どこまでもモテる要素しかない目黒が羨ましく思えた。
「じゃあ今日から友達として」
「うん、よろしくね」
「あ、なんか阿部先輩っていうの堅苦しいんで阿部くんって呼んでいいですか？」
「堅苦しいからって提案するの大体先輩からだと思うんだけどな…」
「ダメっすか？」
「…別にいいけど。」
距離の詰め方が上手いなあなんて思いながら、そんなやつに上手く流されているのは俺な訳で。
正直恋愛なんてしたことないし、好きな人もいたことないし、勉強がすきな俺のどこを好気になったんだろう。
とりあえず友達としてなら、なんて考えていた時。
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るるあ(プロフ) - 最高すぎてやばいです！このお話好きすぎる… (2022年8月3日 22時) (
レス) @page10 id: 23f33200ab (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：aoi | 作成日時：2021年2月28日 2時
