ダブルヒロインみーつけた♪ ねくすと。

【15】 ページ15

太「ねぇ」

由紀菜が2人に向かってドスの効いた低い声で

問いかけた。

その瞬間、教室の空気が氷みたいにピキーンと

凍った。

みんな黙り込み、由紀菜の方を見ている。

由紀菜はみんなの視線なんて気にしていないよ

うな勢いで2人にキレた。


太「あんたら文化祭実行委員でしょ！？

指示だぜよ！こっちが困ってるんだけど？

二股がバレてみんなと接しずらいとか自業自得

じゃん。常識的に考えて浮気して反省もなしに

Aと優馬くんを陥れるなんて最低。

浮気のことはどうでもいいけどさ、さっさと

指示だしてくんない？迷惑なんだけど。

それかさ、Aに全部任せて。

ぶっちゃけ、あんたたちやるよりA1人で

やってほしいんだけど。私的には。」

そう言い切った。

すげー、、、

由紀菜こわ。

みんなもポカーンと口を開けて唖然とした表情

で由紀菜を見ている。

まぁ、そりゃそーか。

今まで誰も言えなかったこと平気で口にしてる

もんな。



熊「わかった。A進めて」

渡「え、いいの陽菜？」

熊「Aはどういう風にこれをやるとか計画

を説明して。

でも指示は、私と鈴が出すから」

つまり、考えるのは私ってこと？

貴「私、あんたたちから説明されてないから。

だから私の意見で進めるからね？」

それだけ伝えると

貴「みんなごめんね。

ちょっと集まってくれる？」

黒板の前にみんなを呼び寄せた。

もちろん、みんなの中に渡辺と熊谷は入って

ないからね？

【16】→←【14】

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す