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唇が離れた頃には息が上がっていて。
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和「いやらしい目、たまんないね。」
「…！誰のせいだと！」
きっと真っ赤な顔して蕩けている私には説得力なんてないんだろうけど。
和「俺のせいだからたまんないの。」
なんて言うもんだから。
「ドS王子…」
ボソリと言うと。
和「いやいや。姫が可愛くてね。
さらいたくなってしまうよ。」
まるで絵本の王子様のような台詞。
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そんな和が何だかちょっぴりおかしくて
笑っていると。
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和「本当だよ。」
「え？」
和「Aをいざないたくて呼んだ。
‘‘ココ’’にね。」
そう言って差し出された手には
テーマパークのチケットが二枚。
「えっ！！？？うそ！！？？」
和「ウソをついたらお話は終わっちゃうだろ？」
「じゃあ…本当に…！！」
和「まーね。先に伝えとこうと思って。」
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私がずっと行きたいって言っていたの。
ちゃんと覚えててくれたんだ…！
嬉しい！！
すごく嬉しい…！！
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和「ほんとはさ、別な日に行こうとも思ったんだけど。
…お前頑張ってたし。」
「それを言うなら和たちの方だよ。」
みんなのおかげで私も頑張れたんだよ。
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和「それにさ…。」
和「やっぱなんでもないよー」
「何それ、気になる！」
和「後のお楽しみ♪」
「ええー。
まぁいっか！
和、ほんとにありがとう！」
忙しいのに、私のことたくさん考えてくれて。
そんなあなたがね、私。
「大好き！！」
和「ふふ。俺も♪」
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和「準備しておいで。待ってるからさ。」
「うん！」
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廊下を出ると、面した窓から見える星たち。
パァと照らす星たちの中で一際明るい二つの星。
その儚いくらいの美しさに
いつか、あの日。
夢で見た光景が重なった。
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せいら(プロフ) - 名前の〇が多すぎて…話の内容が入ってきません(._.) (2021年2月11日 15時) (
レス) id: 3dd16fc030 (このIDを非表示/違反報告)
凛(プロフ) - コメント下さった方へ！温かい言葉、ありがとうございます！読むたびに励みにしてきました。こうして完結できたのもお付き合い頂けたおかげです！感謝しております！ 匿名様へ、ご指摘ありがとうございます！直しました！ (2015年7月16日 9時) (レス) id: 2d1835ee02 (このIDを非表示/違反報告)
桜鶴(プロフ) - はじめまして、桜鶴といいます。完結おめでとうございます！このお話大好きです。 (2015年7月15日 23時) (レス) id: 72bb46575b (このIDを非表示/違反報告)
匿名 - <青空の下、キミのとなり>だと思いますが… 漢字ではなく平仮名だと思いますが… (2015年7月15日 1時) (レス) id: a33302e4c1 (このIDを非表示/違反報告)
にに(プロフ) - まだまだ続きが読みたいです(=´∀｀)人(´∀｀=) (2015年7月9日 0時) (レス) id: 5d9009a7ea (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：凛
| 作成日時：2015年7月3日 23時
