出会いは突然に。(紫) (ページ40)

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照から連絡が来た。

《今日、A呼び出すからちゃんと話しろ》

お兄ちゃんの立場からすると俺に対して怒ることあるだろうに、友達としてちゃんも俺の為に機会つくってくれたんだよな。

《ありがとう。》

そう返事して、カフェに向かった。
Aちゃんにちゃんとあの日のこと説明して、俺の気持ち伝えよ。

本当は告白されたい俺だけど、そんなこと言ってる場合じゃない。
俺の本気、ちゃんとAちゃんに伝えなきゃ。

Aちゃんは、俺を見るなり逃げようとして…結構キツい。
俺の顔なんか見たくない、か。

辰哉「待って」

俺が声掛けたことで照がAちゃん来たことに気づいたみたい。

照「俺が行くわ」

そう言ってAちゃんに話しかけに行った。
何か言って、Aちゃんは照の後ろから歩いてきた。

照「ちゃんと2人で話せよ」

「え、お兄ちゃん？」

照「俺いたら話しにくいこともあるだろ」

照には、ほんと感謝する。
絶対敵に回したくないくらいの過保護だけど、照がくれたこの機会を無駄にしないように。
ちゃんと、話そう。

辰哉「あのさ…あの日のこと…」