#56 弱点 ページ10
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雷門の調子が良くなっていくのに対し、
前半までの帝国のペースがどんどん崩れていく。
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成神「！！」
染岡「豪炎寺！」
A『っ！』
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染岡さんが成神くんからボールを奪い、
豪炎寺さんにパスを出す。
その近くに壁山くんが走ってくるのを
私は見逃さなかった。
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A ( 絶対に…イナズマ落とし！！ )
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私はシュートコースを予測して走りこむと、
豪炎寺さんと壁山くんがイナズマ落としの体勢に
入ったのを確認しアサルト・ペンギンの体勢に移る。
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A『アサルト・…っ！？！？』
豪炎寺「フッ…打て！染岡！！！」
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自分の目を疑った。
間違いなくイナズマ落としの体勢に入っていた。
ちゃんとそう確認したのに。
豪炎寺さんはその体勢からイナズマ落としを
打つことなく、染岡さんにパスを出した。
イナズマ落としを打つと信じた私が
アサルト・ペンギンを発動するのを
嘲笑うかのように！！！
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A『そ、そんな…！』
豪炎寺「気づかれないと思ったのか。」
A「！！」
豪炎寺「アサルト・ペンギンが強力な必殺技である
ことに間違いはない。
だが、この技は一点集中だ！
シュートや選手に正面から向かい合った時にしか
使うことができない！
それなら対策は簡単なことだ！！」
A『っ…』
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豪炎寺さんはそう言うと私を抜き去る。
そして染岡さんがドラゴンクラッシュを放つ。
源田先輩もパワーシールドでシュートを
弾こうとした。
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源田「パワーシールドには通用しない！！！」
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私は源田先輩を見て思わず安心してしまった。
止められる、と。
でもその考えも簡単に裏切られる。
私を抜き去った豪炎寺さんはパワーシールドに
抑えられているドラゴンクラッシュの力を帯びた
ボールに直接ファイアートルネードを放った。
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豪炎寺「パワーシールドは衝撃波でできた壁！
弱点は薄さだ！！
遠くから飛んできたものは跳ね返せても、
至近距離から押し込めば……」
源田「なにっ…！？」
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ゴールを守る衝撃波の壁にヒビが入っていく。
源田先輩が表情を歪めているのがわかる。
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豪炎寺「ブチ抜ける！！！！」
豪炎寺・染岡「ドラゴントルネード！！！」
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…赤い竜を纏ったシュートがゴールに突き刺さった。
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角馬「ゴール！！！！
雷門、同点に追いついたー！！」
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SHU*K(プロフ) - みかんさん» ありがとうございます＾＾ 平日は忙しくてなかなか更新できませんが、週末は更新していくつもりなのでどうぞよろしくお願いします。 (2020年5月14日 22時) (
レス) id: 266d15b8d7 (このIDを非表示/違反報告)
みかん - とっても面白いです！！頑張ってください！！ (2020年5月14日 11時) (レス) id: b227610430 (このIDを非表示/違反報告)
SHU*K(プロフ) - 花鈴萌さん» 花鈴萌さん！！はじめまして。コメントありがとうございます。花鈴萌さんの作品とても大好きで今連載されている作品も読んでいます！私も応援しています＾＾ (2020年5月5日 20時) (レス) id: 266d15b8d7 (このIDを非表示/違反報告)
花鈴萌(プロフ) - 凄く面白いです。主人公の女の子の感情や思いがとても伝わって来ました！続きがとても楽しみです。応援しています！ (2020年5月5日 17時) (レス) id: 804840d57a (このIDを非表示/違反報告)
SHU*K(プロフ) - 紅蘭さん» ありがとうございます＾＾ どうぞ今後ともよろしくお願い致します。 (2020年5月3日 22時) (レス) id: 266d15b8d7 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：SHU*K | 作成日時：2020年5月2日 21時
