#42 警戒 ページ44
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雷門中専用のロッカールームにたどり着き、
その前に立つと自動でドアが開く。
ｳｨーーーﾝ……
A『！鬼道さん。ここにいたんですね！！』
鬼道「A…！」
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ロッカールームには既に鬼道さんがいた。
仕掛けを探しているみたいだけど…
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鬼道「…ここもダメだ。どこにも仕掛けらしき
ものはなかった。」
A『そ、そんな…私、さっきまで
雷門中専用のトイレとか給湯室を見てきたんですけど
こっちにも何もなかったんです。』
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雷門だけが使うような場所はこれですべてだ。
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鬼道「…俺はフィールドを見てくる。
お前は雷門が通るような通路を手当たり次第
見てきてくれ。」
A『！』
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やっぱり鬼道さんも同じことを考えていたんだ。
帝国学園には至る所に監視カメラがある。
そしてすべては総帥に見られている。
総帥ならたとえ共有通路だとしても
カメラを通せば、雷門だけがいるタイミングで
狙うことは造作もない。
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A『任せてください、鬼道さん！』
鬼道「あぁ。」
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私がそう言うと鬼道さんは少しだけ笑ってくれた。
そして私達が部屋から出ようとすると＿＿＿
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「おわぁあっ！？！？」
A『！？え、円堂さん…』
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ドアの開いた先には円堂さんと雷門中のみなさん。
もう雷門の来る時間になっていたんだ…
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円堂「鬼道…それに明星まで…」
鬼道「…無事に着いたみたいだな。」
染岡「なんだと？？まるで事故に遭った方が
いいみたいな言い方じゃねぇか！
まさかこの部屋に何か仕掛けたんじゃ…！！」
A『あ、安心してくださいよ！
ここには何もないですから！！』
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めちゃくちゃ警戒されてる。
主に染岡さんに。
私がそれだけ言うと鬼道さんは
そこから離れようとする。
それを見て私も足を動かそうとすると
染岡さんが私達に声を荒げる。
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染岡「待て！！何やってたのか白状しろ！！！」
円堂「染岡！鬼道も明星もそんな奴じゃない！！」
染岡「止めるな、円堂！！」
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あぁ。
私達は雷門からは完全に怪しまれているんだな。
これは何を言っても信じてもらえないかも。
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鬼道「……勝手に入ってすまなかった。」
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鬼道さんは振り向かずにそう言うと去ってしまう。
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A『…失礼します。』
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私もそれだけ言うとそこから足早に立ち去った。
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SHU*K(プロフ) - みかんさん» ありがとうございます＾＾ (2020年5月14日 22時) (
レス) id: 266d15b8d7 (このIDを非表示/違反報告)
みかん - とっても面白いです！！頑張ってください！！ (2020年5月14日 10時) (レス) id: b227610430 (このIDを非表示/違反報告)
紅蘭 - コメ返しありがとうございます！ (2020年5月3日 20時) (レス) id: c9c79794b0 (このIDを非表示/違反報告)
SHU*K(プロフ) - 紅蘭さん» 初めまして。コメント、とても嬉しかったです。面白いと言っていただけるだけで更新が頑張れます。紅蘭さんもどうかお身体には気をつけて、ゴールデンウィークを過ごしてくださいね＾＾ (2020年5月2日 17時) (レス) id: 266d15b8d7 (このIDを非表示/違反報告)
紅蘭 - とっても面白いです！最近ではコロナウイルスが流行っていますが、お体に気を付けて更新頑張ってくださいね！ (2020年5月2日 17時) (レス) id: c9c79794b0 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：SHU*K | 作成日時：2020年4月24日 11時
