14人姉弟の長女② (ページ8)

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心配事ページ8

JH side

マネ「お疲れ～さて、帰るぞー」

JH「あれ、Aヌナ迎えに行くって言ってなかった？」

マネ「バタバタして行けなくてさ。Aから先輩と会って食事に誘われたって連絡きてたよ」

JH「そうなんだ…」

やっとバラエティ番組の仕事が終わってAヌナに会えると思ったのに、先輩とご飯…

SMだとアンバー先輩にスヨン先輩にルナ先輩に…テミン先輩とも仲良いな。カイ先輩とも話してたっけ。

先輩から誘われたら断りづらいだろうし、今日のスケジュールは全く別々だったから、仕方がないか…

とは思いつつも、帰りのバンの中は静まり返っていた。疲れと、Aヌナ不足が身体にのしかかってくる。

JH「Aヌナ帰ってきた？もう0時とっくに過ぎてるけど」

MG「まだでーす」

うーん、一応メッセージ入れとくか…

ピンポーン

そう思ったのと同時にチャイムが鳴った。

ミンギュが素早く立ち上がってドアホンに向かう。

MG「はい…あれ！テミン先輩！」

テミン「ごめん、開けてくれる？A寝ちゃって…」

MG「え！？今開けます！！」

ドタバタと玄関へ走って行くミンギュの後を追う。

テミン「ごめんね～夜遅くに。」

MG「いえ！Aヌナは…」

カイ「ここ」

柱にもたれかかっていたカイ先輩の背中でスヤスヤ寝ているAヌナ。

カイ「部屋まで運ぶよ」

軽々とヌナをおんぶしてしまうカイさんに若干嫉妬しながら部屋に案内する。

カイ「そんなに飲んだわけじゃないんだけどな」

テミン「ごめんね、止めればよかったんだけど」

JH「いえ…Aヌナぐいぐい行くから…」

カイ「練習後だったから疲れも溜まってたのかも」

そう言ってAヌナを見つめるカイさんの目は、とっても優しかった。

テミン「じゃあ、俺たちは帰るよ。後は頼んだ！！」

JH「はい。ご迷惑おかけしてしまってすみませんでした」

テミンさんとカイさんは「気にするな」と、かっこよく帰って行った。

MG「もーAヌナ、何やってんだか！」

ミンギュは少しイラついてるみたいだ。

スヤスヤ気持ちよさそうに眠るヌナ。
テミンさんとカイさんだったから良かったものの、
これが下心丸出しの男だったらどうなっていたか…

今回のカバーステージで更にナムジャペンが増えるかもしれない。もちろん、業界人の中でも…

また心配事が増えた。