14人姉弟の長女② (ページ5)

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着火しましたページ5

SG「あ、マネヒョン！何か落ちたよ…え、これって…」

マネ「おっと！はい、サンキュー！」

マネヒョンが持っていた資料からヒラリと落ちた紙。たまたま目に入った文字が「A」だったから凝視していると、ひょいっと取られてしまった。

マネ「ジョンハンとかミンギュに言うなよ？面倒くさいことになる」

SG「はい…」

と言いつつも、これは俺の心の中だけに閉まっておくには荷が重すぎる。

SG「Aヌナは？」

DN「ボイトレ室篭ってるよ」

SG「おっけー。みんなー！ちょっと集まってー！！」

どうした、どうした、と円になり座る。

SG「実は…Aヌナ…AOA先輩のカバーステージのメンバーに選ばれたらしいです」

HS「おー！凄い！！」

JH「ちょっと待て。曲は…？」

12人の目が俺を見る。

あー…言うのが怖い…

SG「曲は……ミニスカートです」

MG「はい、ダメ、決定！！！」

JS「あれ、だいぶセクシーな衣装だった気がするんだけど」

DK「かなり足の露出高かった気が…やばい、鼻血」

T8「でもさ、俺たちがとやかく言って変わることなの？」

SC「うーん…事務所がOK出しちゃったらやるしかないだろうな。Aヌナがやりたくないっていうなら別だけど」

VN「あの衣装着て踊る姿が放送されるんだよね？」

WN「だな…」

WZ「俺は…反対だなぁ」

ジフニヒョンの言葉に皆んな頷く。

「ただいま～あれ、なにしてんの？」

SG「いや、ちょっと…ん？ヌナの持ってる紙って……」

「これ？さっきマネオッパからもらったんだけど、コラボステージのメンバーに選ばれたって！しかもAOA先輩だよ～」

うわぁ、Aヌナ嬉しそう！これはもう、やる気満々だ…なんとか説得しなければ。

JH「Aヌナにできるの？最近髪切っちゃったし、足ムキムキだし。似合わないって～」

ハニヒョンの発言に空気が凍りつく。
だって、そんな言い方したら、絶対Aヌナ燃えちゃうから！！！

「……やってやろうじゃないか。絶対色気むんむん出して世の中の男を虜にしてやる！！見てな、ジョンハン！！」

そう言うと再び練習室から出て行ってしまった。

SG「もーー！！！ハニヒョン！なにやってるんですかぁー！！逆効果！絶対Aヌナ着火しちゃったよぉ～」

JS「ほんっと素直じゃないんだから…」

ハニヒョンにメンバー大ブーイング。

はぁ…Aヌナ説得失敗です。